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特許になる可能性を高めるこんな方法【リライト版】

本記事は特許になる可能性を高めるこんな方法としてお伝えします。
特許になる可能性の数式化など独自の考え方をご紹介します。
ご参考になれば幸いです。

■発明が特許になる可能性を数式化する

発明とは、課題を発見して、それを解決することです。

ある発明が特許になる可能性を、単純化して数式化すると、
課題の意外性 × 解決手段の意外性 = 特許になる可能性
になると考えます。

突飛な課題(問題点)を見つければ、
→それを解決する手段には、必ずしも意外性は必要はありません。

一方、多くの者が研究しているような分野では、課題自体は周知
→解決手段の意外性(≒高度な解決手段)が必要となってきます。

わたしの審査官経験からも、上記の式は、それなりに妥当と言えます。

■画期的な発明なら、だれも思いつかない?

ある課題を見つけて、それを解決する画期的な発明をしたとします。

その発明が特許になるかどうか?
(=あなた以外はその発明を思いつかないかどうか?)
について、以下のように考えてみます。

あなたは画期的な発明と感じています。
他者がそれと同じ発明をする可能性は極めて低いだろうと考えました。

例えば、0.001%としましょう。果たしてそれで十分でしょうか?

残念ながら、そんなことはありません。

0.001%、すなわち1/10万ということは、
✔日本国内だけでも、1000人くらいがその発明を思い付く!
そういうことになります。

仮に、ある業界に固有の特殊な発明だったとしても、同様です。
その業界に、数十万人いれば、数人は思い付くことになります。
これでは、特許は取れません。

では、特許になる可能性を高める方法は、無いのでしょうか?

■特許になる可能性を高める方法

では、特許になる可能性を高める方法は、無いのでしょうか?
一つの考え方をご紹介します。

それは、ある発明をしたら、それで終わりにするのではなく、
✔さらにその発明には、どんな課題があるかを考えます。

そして、その課題をも、解決してしまうのです。
つまり、『発明の発明』をするわけですね。

そうすると、他者がその『発明の発明』をする可能性はどうなるか?

(1/10万)の2乗となって、1/100億になります。
これなら、世界中のだれも思いつかないということになります。

上記の数値は、あくまでわかりやすくするためのものです。
以上のような考え方を覚えておいて、損はありません。

特許になる可能性を高めることができます。
実用新案の場合も同様に考えることができます。

ご参考になれば幸いです。

<元記事>
特許になる可能性を高めるこんな方法(2014年10月21日執筆)

<関連記事>当ブログのリライトについて
特許の過去記事をリライトします&YouTubeも【1文1行ブログ】

●YouTubeで音声でもご覧いただけます

●元ブログ(+αの情報あり)

https://www.tokkyoblog.com/archives/88994901.html

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