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【Q&A】特許・実用新案が切れているか調べる方法

(Q)新しい製品を開発することになりました。他者の特許・実用新案に抵触してはいけないので、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を使って、どのような特許・実用新案が存在するか調査していました。

その結果、関連する特許・実用新案がいくつか発見されました。この特許や実用新案が、現在も存続しているかどうかは、特許情報プラットフォームで調べられますか?

(A)調べられます。

特許や実用新案の公報を表示する画面の右上に、「経過情報」というボタンがあります。ここで、権利の経過情報を見ることができます。

経過情報の画面の一番下に、「登録情報」があります。権利が消滅している場合は、「本権利消滅日(平27.7.5)」などと表示されています。

<参考>ジェネリック

「ジェネリック」というと、すぐに思い浮かぶのは薬でしょう。特許の切れた後発組の薬として、安価に購入されるものとして注目されています。

一方、最近は、ジェネリック医薬品ならぬ、ジェネリック家電という表現も用いられるようになりました。「ジェネリック○○」として、商品が安価に取引されることの良し悪し(経済効果)は、わたしには何とも言えません。

ただ、特許や実用新案は、その権利が切れた後は、誰もが実施できる自由技術です(その特許・実用新案との関係においてです。他の特許・実用新案の存在にも十分ご注意ください。)。

特許法や実用新案法は、発明や考案の「保護」および「利用」を図ることが目的です。権利を尊重するとともに、権利が消滅した後は、有効に利用したいものです。

少しでもお役に立つ部分があれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営

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