個人発明家のものづくりを助けるOEMの利用【リライト版】
本記事では
「個人発明家のものづくりを助けるOEMの利用」
と題して、OEMについてお伝えします。
<目次>
(1)OEMとは?
(2)OEMを利用するあなたのメリット
(3)OEMを利用するあなたのデメリットは・・・
■(1)OEMとは?
OEM(オーイーエム:original equipment manufacturer)は、
✔他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業のことです。
日本語では
「相手先(委託者)ブランド名製造」
「納入先(委託者)商標による受託製造」
などと訳されます。
ひと言で言えば、OEMは、他の業者に製造をお願いすることです。
例えば、AppleはiPhoneの商品開発は自社で行います。
商品の生産そのものはアジアの工場などで行いますね。
これがOEMの典型例です。
「委託者」「受託者」などの表現は、直観的にわかりにくいですね。
本記事では、
発明者である「あなた」と、製造の依頼先である「製造業者」
として説明します。
そうするとOEMとは、
あなたが、商品の設計や製造を製造業者さんに依頼します。
→製造された商品を、あなたのブランドとして販売できます
■(2)OEMを利用するあなたのメリット
一般的なOEMのメリットは、コストの削減です。つまり、
✔低いリスクで生産を維持できる
✔生産コストを気にすることなく柔軟に生産量をコントロールできる
✔生産にかける時間と労力を新製品の開発(発明)に集中できる
などの点です。
ただ、個人発明家であるあなたには、それ以上にメリットがあります。
つまり、
✔発明品を製造できるようになる
これが個人発明家にとって最大のメリットです。
■(3)OEMを利用するあなたのデメリットは・・・大したことない
一般に、OEMを利用すると、以下のデメリットがあります。
①OEM生産に頼りすぎると、生産力や競争力が衰えてしまう
②製造業者に技術的な指導をした場合、彼らが競合相手となる可能性
これらは個人発明家のあなたにとってはデメリットでもないでしょう。
①の点は、元々あなたが生産力を持っていないことも多いでしょう。
②の点は、特許を持っていれば、競合を防げます。
<関連記事>
展示会によく行く特許事務所【ものづくり】【OEM】
<元記事>
個人発明家のものづくりを助けるOEMの利用(2018年07月07日執筆)
<関連記事>当ブログのリライトについて
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