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個人発明家のものづくりを助けるOEMの利用

本記事では「個人発明家のものづくりを助けるOEMの利用」と題して、OEMについてお伝えします。

●OEMとは?

OEM(オーイーエム:original equipment manufacturer)は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業のことです。 日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」、「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳されます。

ひと言で言えば、OEMは、他の業者に製造をお願いすることです。

例えば、AppleはiPhoneの商品開発は自社で行いますが、商品の生産そのものはアジアの工場などで行いますね。これがOEMの典型例です。

「委託者」「受託者」などの表現は、直観的にわかりにくいですね。
本記事では、発明者である「あなた」と、製造の依頼先である「製造業者」として説明します。

そうするとOEMとは、あなたが、商品の設計や製造を製造業者さんに依頼します。そして、あなたは、製造された商品を、あなたのブランドとして販売することができるというものです。

●OEMを利用するあなたのメリット

一般的なOEMのメリットは、コストの削減です。つまり、
✓低いリスクで生産を維持できる
✓生産コストを気にすることなく柔軟に生産量をコントロールできる
✓生産にかける時間と労力を新製品の開発(発明)に集中できる

などの点です。

ただ、個人発明家であるあなたには、それ以上にメリットがあります。
つまり、
✓発明品を製造できるようになる
これが個人発明家にとって最大のメリットです。

●OEMを利用するあなたのデメリット・・・は大したことない

一般に、OEMを利用すると、以下のデメリットがあります。
①OEM生産に頼りすぎると、生産力や競争力が衰えてしまう
②製造業者に技術的な指導・支援をした場合、彼らが競合相手となることもある

これらの点は、個人発明家であるあなたにとっては、大したデメリットでもないでしょう。
①の点は、そもそもあなたが生産力を持っていないことも多いでしょう。
②の点は、特許を持っていれば、競合を防げます。

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展示会によく行く特許事務所【ものづくり】【OEM】

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弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営

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