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【Q&A】発明ってなに?特許ってなに?初心者にもわかりやすいシンプルな答え

(Q)「発明」ってなんですか?「特許」ってなんですか?

(A)「発明」とは、世の中にこれまでになかった新しい物をつくることです。そして、新しい発明をしたときに「特許」が取れます。

■厳密性よりもわかりやすさ

上記の答えはシンプルですね。
「発明」や「特許」について、弁理士として専門的にお答えするなら、いくらでも答えられます。

ただ、上記の質問をされる方は、おそらく特許のことにそこまで詳しくない方(初心者)でしょう。初心者向けの答えとしては、上記でよろしいかと思います。

初心者は、弁理士による専門的な答えを求めてはいないはずです。そこで、私でしたら、厳密性よりもわかりやすくお答えします。

ただ、不正確ではいけませんね。
上記の答えは、不正確ではありませんが、必要でしたら以下の補足をお読みください。

■「発明」や「特許」について補足

補足は以下の5点です。

①物の発明
②新しい発明
③つくる
④発明が新しいかはどうやってわかるの?
⑤きちんとした特許の書類を作る

①物の発明
発明には、「物の発明」以外に、「方法の発明」と「製造方法の発明」があります。ただ、特に特許の初心者にとって、方法の発明や製造方法の発明で、特許を目指すのはなかなか大変なものです。まずは「物の発明」で考えるとよろしいと思います。

②新しい発明
新しい発明ならすべて特許が取れるかというと、そうではありません。新しい発明であっても、特許が取れない場合があります。それは、従来の発明との違いが小さい発明です。ただ、ふつうの人の感覚で言えば、この「従来の発明との違いが小さい発明」は、結局「新しい発明」とは言えないのではないでしょうか。そこでこの点も、初心者のうちはあまり厳密に考えなくてもいいと思います。

③つくる
特許を取るためには、実際に発明品を製造する必要はありません。その意味では、「生み出す」「創造する」といったほうがいいかも知れません。

④発明が新しいかはどうやってわかるの?
あなたの発明が、新しい発明かどうかは、簡単にわかるものではありません。特許を出して、審査を受けた段階で、実は新しい発明でないとわかっても後の祭りです。弁理士は、あなたの発明が新しい発明かどうか(特許を目指せる発明かどうか)判断するために、特許調査を行う仕事をしています。

⑤きちんとした特許の書類を作る
特許調査の結果、特許が目指せそうだとわかったら、次のステップです。特許を目指すためには、適切な特許の書類を作らなくてはなりません。弁理士は、特許の書類を作る仕事をしています。

■いかがでしたでしょうか

特許のことをわかりやすく説明するのは、私どもにとって永遠のテーマです。さらに補足があれば、この記事に追記するか新しい記事を書きます。あるいは、別の媒体による情報発信も検討します!(実は本記事はそのために書いた面もあります)。

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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営

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