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パパ視点で育児×キャリアを考える

ここでは、簡単な自己紹介そしてなぜタイトルのようなパパ視点での育児×キャリアについて発信しようと思ったのか書きたいと思います。

わたしは、2019年に結婚、20年に第一子(長女)、22年に第二子(長男)が生まれました。
現在4人家族で、普段は会社員として都内の企業で働いております。職種は営業・企画です。

育休は第二子が生まれた時に1ヶ月半ほど育児休業を取得しました。
育休自体は、1ヶ月半という短い取得期間だったため、そんなに偉そうなことを言えませんがとても良い経験となりました。(この辺の話はまた別の機会に書ければと思っています)。

今でこそ、パパ産後育休などのワードが生まれ、男性も子育てをやるのが当たり前という風潮になりつつあります。
ですが、それもまだまだ道半ばで十分浸透しているとは言えない状況です。

わたしの会社でも、制度として育休はあるものの、取得にまで至る男性はまだまだマイノリティです。

おそらく、これだけ言われても育休を取りづらい背景には、「取ってはいけない」という空気感よりは、取得したことがない人がほとんどを占めるため、「取得するイメージすらない」ということに起因していると思います。

そもそも男性の中には、自分が上手く育児自体に関わるイメージが持てない人も多く、育児は女性を中心に任せるのが良く自分はあくまでも補佐的な立ち位置と考えている人と多いのではないでしょうか。

そのスタンスは、これまでの日本の家庭においてであれば、「男性は外働きで女性は内で家庭を守る」という役割分担で家庭が上手く回す最善の分担だったのかもしれません。

しかしながら、現在においては、女性の社会進出や共働きによって、女性が家庭に専念しているということ自体がかなりレアケースになりつつあります。

そうした状況では、男性が育児に取り組まないのは「マイナス要素」でしかなく、最悪は家庭を壊す一端を担っているとも言えます。

夫婦円満を壊す一端になるのであれば、昭和の風潮が色濃く残るこの役割分担もアップデートが必要です。


わたしはこの難しさを勝手に「社会の男性育児ポジショニング問題」と呼んでいます。

育児に積極的に関わる男性はまだまだマイノリティな存在になってしまっているため、育休を取って会社を休むということは、みんなに迷惑をかけていて申し訳ないことと感じる人も多いのではないでしょうか。
大事なのは社会そして会社内のムードであり、いかに育児に関して発言がしやすい環境作りが作れるかだと思います。

このままだと、男性も女性でも言われているような「キャリアの断絶」が発生し、家庭の事情で自分のキャリアを諦めるざる得ないということが起きるかもしれません。

というかすでに起こっている出来事です。

少子化が叫ばれ、共働きも増加する今の時代で、そうした状況を危惧しています。

だからこそ、わたしは❶社会が育児や家庭に対して考え方を時代とともに変化させていく❷育児を絡めたキャリア設計を考える、ということが大切なのではないかと思います。

特に❷については、それぞれが考えなければいけないことですが、これまで仕事中心で物事を考えられがちな男性目線ではあまり語られることはなかった印象を受けます。

だからこそ、育児×キャリアの考え方こそ、これから子育てをする上でより大事でより求められる考え方ではないかと思っています。

これは勝手な私見ですが、育児について語られるときはどちらかと言えば子育て術が多く、キャリア論では育児との関係性は分断されているように見受けられます。

育児は本来であれば仕事と表裏一体であるはずなのに、男性のキャリア論では外に出てしまっているのです。
しかし、それでは子どもがいながら働くビジネスパーソンには当てはまらなくなります。


たとえば、良く「若いときはがむしゃらに働け」ということを目にします。

それ自体については否定されるべきことではありません。
しかし、子どもがいる人にしてみたら、いない人と比較した時に、労働可能時間は異なります。
子どもがいない人は終電もしくは徹夜するなどができるかもしれませんが、子どもがいた場合、そんな働き方はどちらか一方の配偶者に負担が発生します。
仕事では成長できるかもしれませんが、家庭は崩壊します。

そのような現状を踏まえ、育児に取り組む人たちのキャリア論についてもっと考えていいのではないかと思っています。

育児と仕事の両立は大変です。ですが、子供を育てるという行為はその大変さとは比較にならないほどの喜びもあります。
わたしもパパになれて良かったと感じる毎日です。子どもがいなければ自分の人生はここまで充実していなかったのではないかと感じています。

だからこそ、育児とキャリアについてもっと発信して両立できる社会作りをしていきたいと考えています。

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