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政治家と倫理

政治家を法律で裁くことは困難だ。なぜなら、法律は彼らがつくるから。

だから政治家は倫理で判断されなければならない。

古来より「瓜田に靴を納れず(かでんにくつをいれず)、李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)」という言葉がある。瓜畑に踏み入れれば瓜泥棒と間違われても仕方ない、スモモの木の下で冠を直していれば盗んだスモモを隠そうとしていると思われても仕方ない、どちらも「人に疑われるような行為は慎むべきだ」という教訓である。

会計責任者が実際に起訴されたかどうかは関係ない。不正をおこなったのではないかと疑念を持たれる時点で政治家失格なのだ。もし不正をおこなっていないのであれば、堂々と説明して疑念を払拭すればよろしい。それが政治家たるものではないのか。

・・・と私は考えているのだけれど、いかがだろうか。

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