見出し画像

自分は変人なのか

「言ってしまえば変人ですよね」などとよく言われる。
それを念頭に置いて「変人と言われることについてどう思うか」と訊かれることも多い。

お好きにどうぞ。あまり気にならない。

気にならないとか言うのも、強がっている部分は多少あるだろう。しかし、そもそも何と比べて変だというのだろうか。
その発言者が捉えた「普通の世界」からは外れている、という重要な客観データではあるが、そもそもその人にとっての「普通の世界」が他人である私に共有できない以上は、それをベースにした発言はほとんど情報量を持っていない。
人間の脳同士が直接コミュニケーションを取るようになればこの構図には劇的な変化が訪れるだろうが、たちまちに人類が一つのことしかできなくなるだろう。

自分の世界を、主観の集合体である「普通の世界」に近づける努力は必要だと思う。しかし自分の世界を主観的にいじることは精神的な問題につながる可能性があり、努力はたちまちに限界を迎える。


なので、「あの人は変人だ」という発言自体は尊重するが、その存在を認識するのみで、内容が私にはまったく響いてこないのだ。
これくらい飄々としていないと「変人」とか言われ続ける人生など歩めたものではないだろう。

逆に言えばすべての意見を平等にいち客観として受け入れるので、どんな内容であっても気にせずに教えてほしいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?