あなたはVtuberに夢を見るか

 どうも、常盤ときわです。
 なんかVtuberが体を見せないようにしてる時期が楽しかったってポストが𝕏でバズってましたね。この人が言いたいことはちょっとわかる気がする。言葉が過激で叩かれ気味だったけど。

 Vtuberは推してもらいやすい活動スタイル、言い換えると応援してもらいやすいフォーマットだと個人的に思います。
 アバターが常に画面にいるだけで第一印象が違うというか、この人はこんな人って絵面と共に覚えやすい。サムネイル1つ取ったって、アバターがある方が自己主張しやすい。ファンアートだって描いてもらいやすい。喋らなくたってアバターが笑えば愛想よく映る。メリットがバカデカい。
 一方で真っ先に目立つデメリットと言えば金と手間がかかることか。
 こんな便利なフォーマットとなればバズる"手段"としてVtuberを使う人が続出しますよね。

 んで、こうなると夢を見たい人が困りますよねって話。実況者や配信者の延長線上ではなく、Vtuberにアイドル性を求めているような人。裏側は見えないように努めてほしくて、仮想空間に生きる存在でいてほしいと思うような人。
 私は実況者や配信者の延長線上で見てるから全く困ってないし、正直ボイスやASMRといった類に興味がないタイプです。しかし、それとは別に棲み分けは大事だよなーってこの件で少し思いました。

 実況者や配信者の延長線上でやってる人からすれば夢を求められたって困る。逆も然り、夢を叶えるスタイルでやってんのに裏側を探るようなことを言われても困る。
 こうしたすれ違いを防ぐためにも「アイドルVtuber」とかなんらかの棲み分けのための言葉が浸透すればいいのになと思いました。

 色々語りましたけども、この先どうなるんでしょうねー。棲み分けの話をしましたけども、夢を売るタイプの人だって現実の延長のような夢の世界が理想でしょうし、「夢を売っているぞ」とデカデカと主張したくないでしょう。
 また、夢を売っているかどうかは意外とクッキリと分かれてなくてグラデーションなんですよね。現実の職業は公開してるけど体を見せない人とか、体こそ見えるもののプライベートは全く見えない人とか、基本普通の人として喋るけど最低限の体裁として体を見せないようにしてアバターって言葉を使わないようにしてる人とか。
 ここら辺うまいこと解決できたらいいけど、難しそうですよね。なんかいい感じにできたらいいのに。


 今回の話題と直接関係ないんですが、Vtuber文化が始まってからちょっとだけ思うことがあるんですよね。それはVtuberと実況者や配信者との間に断絶を感じることです。
 もちろん、その断絶を超えている人だって見ます。ただ、基本的にVtuberはVtuber同士でコラボしている印象が拭えないというか。同じような活動をしているのに妙な距離を感じるのはなんというか少し悲しいなと思います。
 もっとVtuberと実況者、配信者がフラットに交流できる空気感が生まれてほしいですよね。
 それでは。