♯031 精神科「早期退院」が前提の今、入院継続の交渉のために何ができるか
精神科医療の仕組みが急速に変わる中で、「やっとの思いで本人を精神科医療につないだ(入院できた)のに、短期間で退院となってしまった……」というご家族からの相談が続いています。
家族は、「本人が退院を強く希望したから」「主治医から退院を促されたから」などとおっしゃいます。入院形態が「任意入院」(退院も本人の意思でできる)の場合は別として、「医療保護入院」や「措置入院」で、家族からみて退院は早いと感じるのであれば、入院継続に向けて交渉の余地があるはずです。しかしその交渉は放棄し、