精神科医療の理想と現実
最近、弊社に寄せられた同じような相談から、精神科医療の「理想」と「現実」について考える機会がありました。
相談者はいずれも本人のきょうだいです。本人は精神科に通院していますが、就労や作業所への通所など社会参加はできていません。親はすでに亡くなっており、きょうだいとも別居で一人暮らし。孤立した毎日の中、食事や保清もおろそかになりがちです。
「これまでも、状態が悪くなると1~3カ月間入院し、退院してはまた不規則な生活に戻り再入院……ということを繰り返してきました」と、きょうだ