精神疾患とパーソナリティを混同しない
本人に精神疾患の病識がない場合、医療につなげる手助けができるのは、「家族」だけであることがほとんどです。しかし、家族という近しい関係だからこその、対応の難しさが存在することも事実です。
とくに、本人に精神疾患の症状(幻覚や妄想、強迫観念や強迫行為など)が出ていることに加え、パーソナリティ上の問題がある場合には、そもそも家族の人間関係がうまくいっていないうえに、病気の症状が加わり、家族関係はさらにこじれることになります。
その際、家族が陥りがちなこととして、本人が精神疾患で