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好きな棋書のご紹介6 その他の振り飛車

 将棋も本も好きなので、棋書ももちろん好きです。その中でも特にお気に入りなものをご紹介します。今回はその他の振り飛車です。

◇石田流を指しこなす本

 石田流の基礎から最新形までみっちり押さえられる良書です。前著「石田流の基本」も大変素晴らしい本ですが、個人的にはやや難しく感じてしまいました。
 本書も難しい部分はありますが基礎から易しく解説されているため、私個人としてはこちらをオススメしたいと思います。

◇筋違い角のすべて

 振り飛車を指す上では避けられない筋違い角についての本です。主に筋違い角+振り飛車ですが、これ1冊で筋違い角のほぼ全ての狙いと対策がおさえられ、どちらを持つにしろ1度読んでみて損はありません。
 筋違い角は先手番ならほぼ採用できるため、変化球として持っておくのも面白いと思います。

◇四間飛車穴熊の急所

 広瀬先生による四間飛車穴熊の定跡書です。1巻が船囲い急戦と銀冠の対策、2巻が銀冠穴熊と穴熊の対策です。
 穴熊以外の対策は決定版レベルで、今後定跡が進化するにしろ基礎として十分使える内容です。対穴熊は現在も多岐に渡って進化を続けているため、そのまま通用するかは難しいですが、広瀬流の5筋から仕掛ける形は類書が少なく、本家の考え方などが紹介されている意味で本書はオススメできます。

◇その他の穴熊

 三間飛車穴熊や中飛車穴熊がまとまった棋書は見つかりませんでした。部分的には「よくわかる振り飛車穴熊」「三間飛車新時代」に三間飛車穴熊が、「西川流振り飛車 居飛車穴熊破り」に矢倉流中飛車から相穴熊の形が解説されており、参考になるのではないかと思います。

◇おわりに

 石田流や振り飛車穴熊などの書籍についてご紹介しました。ご参考になれば嬉しいです。

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