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2021年3月の将棋振り返り

先手番の各作戦について

 3手目▲6六歩は好調です。
 相振り飛車は変わりありません。対三間飛車は細かな部分が詰めきれていないものの、凡そ研究で戦えている印象です。実践で細かいところがわからなくなることがあるので、その辺りが課題です。四間飛車対策はまだまだですが、少しずつ考えていきたいと思います。
 ノーマル三間飛車は「コーヤン流三間飛車の極意」を読んである程度方針が固まり、一定の戦果が上がっています。3月の戦績の良さはノーマル三間飛車が原動力になっており、手応えを感じています。とはいえこちらもまだまだ研究不足の部分は多いため、今後も研究を続けていきます。

 3手目▲2五歩は3手目▲6六歩を優先するため、採用数を意図的に減らしています。
 相掛かり、雁木、対振りはどれもそれなりに戦えており、力戦系が課題なのも先月同様です。

後手番の各作戦について

 先月確認した相振りの課題4つについてまずは振り返ります。
 1.初手▲7八飛への相振り対策について。これは今月遭遇しませんでした。△5四歩角交換型が優秀と見込んでいます。
 2.向かい飛車対三間飛車について。5筋位取りについて「相振り飛車を指しこなす本2」を読んで掘り下げました。全体的にはやや先手持ちですが、細かい工夫はありそうなところなので繰り返し調べていきたいと思います。
 3.3手目▲6六歩四間対三間飛車について。対策ができていませんが、遭遇率も低かったです。
 4.先手中飛車対三間飛車について。こちらも研究ができていません。ただ、やはり遭遇率も低めでした。

 四間飛車は横歩取りを優先したかったため、採用数が少なめでした。棋書との比較ができませんでしたが、戦績自体は悪くありません。

 横歩取りは△4二玉戦法を変わらず採用し続けています。
 横歩取りの経験値差で厳しい攻めをもらって負けることもありましたが、この辺りは棋譜並べなどで少しずつ埋めていきたいと思います。
 3手目▲2五歩には相掛かり調へと誘導する順を最近採用しています。陽動角交換振り飛車に不満があるわけではなく、横歩取りへの誘導率をあげようという試みです。わずかですが横歩になる数が増えたような気がします。
 横歩回避型は各一局づつほどで少なかったです。
 矢倉や雁木にされるパターンには、現状は雁木にして一局かなと考えています。
 先手の一手損角換わりには腰掛け銀模様に進めています。チャンスがあれば桂ポンでの速攻、難しければやや消極的ではありますが普通に持久戦にしています。先手番で千日手にしかしにくいのであれば悪くないかなと考えています。
 相掛かり型は形が多く力戦になりやすいため、よくある手筋を色々とおぼえていきたいと思います。

その他雑感

 ◯3月はウマ娘の影響で勉強が滞りがちでした。もう少し将棋にも時間を割いていきたいです。
 ◯4月のV名人戦の対局は強敵・公人さん戦です。準備は進めているため、力を出し切って良い対局にしたいと思います。

まとめと4月の課題

 ◯相振り▲6六歩対三間5筋位取りの周辺を研究
 ◯横歩取り名局集を多めに並べる
 ◯次の棋書を読む
  「現代後手四間飛車のすべて」……後手ノーマル四間についてまとめる
 ◯寄せの手筋200を引き続き解く

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