2021年8月の将棋振り返り
全体について
今月はスタイルを変え、先手では相掛かり・後手では四間飛車を目指す戦い方に変更しました。
持ち玉の多さより一芸を磨くこと、好みと勝ちやすさのバランスを調整することが目的です。
先手番の各作戦について
まずは相居飛車について。
相掛かりは▲6八玉型を中心にしています。持久戦になればわからないなりに戦えている戦型ではありますが、一度だけ羽生先生の「現代調の将棋の研究」と同様の局面になって失敗したケースがあったため、端歩などの工夫を色々確認しているところです。
横歩取りは横歩取らず▲6八玉を愛用しています。後手からの急戦を避けて勇気流へ誘導する意図で、まだまだ練習中です。横歩取りらしい一瞬で負けになるケースもあるので、少しずつ慣れていきたいところです。
対雁木は左美濃からの急戦を採用しています。見様見真似で早繰り銀と右四間飛車を試しており、それなりの戦果をあげています。一方で序盤の細かな点がわかっていないため、こちらも少しずつ学習していきたいです。
対一手損角換わりはされることが少なく、練習中です。早繰り銀を採用していますが、研究負けしやすい印象を感じています。おいおいキチンと勉強して対策を練りたいと思います。
続いて対振り飛車です。
ノーマル振り飛車にはエルモ囲い急戦、ゴキゲン中飛車には超速、角交換振り飛車全般には玉頭位取りを採用しています。
いずれも明確な研究をもっているわけではありませんが、陣形のバランスの良さである程度は戦えています。
エルモ急戦では仕掛けの下手さが出ていますが、穴熊にしても上手く行かないことが多いため、書籍等で学習していきたいです。
後手番の各作戦について
後手番では主に対抗形へ誘導しています。
オーソドックスな戦型の方が私自身力を出しやすいということと、後手番の戦略として対抗形の方が1手の差を誤魔化しやすいのではないかと考えています。
ということで対居飛車に四間飛車を指しています。
これまで同様に居飛車側の作戦次第で美濃、金無双、ミレニアムなどを使い分けています。四間穴熊も結構好きなのですが、トーチカにされると明確な対策がない点、細い攻めを繋ぐことが苦手な点から主力にはなっていません。
また、棋風的に普通の美濃にした方がいいのではとも少し感じています。後手番は大変ですが、実戦的な良さを考えていきたいです。
対振り飛車で特筆したいのはコズミック右四間です。
雁木などの対策も兼ねての採用です。まだまだ練習不足ですが、主導権を握りやすく、先手の理想である「固めて作戦勝ちして攻める」展開を避けやすい点が魅力です。
なお角交換が絡むタイプの振り飛車は、先手番のときと同様の対応をしています。
3手目▲6六歩以外かつ先手の出方がわからないケースには、主に四間飛車にしています。
ときどき先手の方が趣向を凝らして相振り飛車になるケースもありますが、もともと好きな戦型のため困った印象はありません。
その他雑感
◯8月は3周年配信やV名人戦の準備、原神などで忙しくしつつも棋譜並べをほどほどにできました
◯9月からは第4期V名人戦と期間ですので、一層将棋に力を入れられたらと思います
◯寄せの手筋も少しだけ進められました
まとめと9月の課題
◯相掛かり、エルモ囲い急戦、四間飛車、コズミック右四間の整理と学習
◯棋譜並べをする
◯寄せの手筋200を解く
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