第3期 #V名人戦 V-B鳥 vs公人直人さん 自戦記
Vtuberの、Vtuberによる、Vtuberの一番を決める棋戦。第3期V名人戦の自戦記です。V名人戦の詳細については公式サイトやTwitterをご覧ください。
◇本局について
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◇自戦記
V-C級でデビューした公務員系V
公人さんは第2期V名人戦でV-C級でデビューされ、どんどん棋力を上げて1期で昇級を決めたました。
その成長は未だ留まるところを知らず、なんと今では81dojoで四段の押しも押されぬ実力者です。
本局は私が後手ということで、厳しい攻めを受けるような展開を予想していました。
指定局面から早い角交換
石田流対△４四角型向かい飛車はほぼほぼ指定局面です。お互いに自信のある作戦をぶつけると、こうなるという展開です。
この４手目△５四歩の将棋はこちらで研究しています。
驚いたのは画像の局面。ここで角交換を挑んで来るのは意外でした。この角交換は研究がほとんどできていないところで、ひと目はいかにも伸びすぎです。
ありそうなのは△８八角成の角交換、△４二銀で先手から角交換してもらう、△５五歩で一旦角交換を拒否する、の３つです。角交換から角を打ってリードができないかを考えました。
リードを許す
進んで上図。いきなりの激しい将棋となり、公人さん好みの展開に持ち込まれてしまった印象です。
丁寧に手を戻されて、すでに駒損を避けにくく、苦しさを感じていました。
とはいえまだ始まったばかり。少しでも体勢を立て直してチャンスを待ちます。
厳しい攻め
駒損で悪いですが、手厚い陣形を作って少しでも誤魔化します。
しかし、▲５五桂が厳しい攻め。対処のない攻めで苦しいです。
一方的な将棋になってしまいましたが、辛くてもとにかく粘れる形を目指してがんばります。
少しだけ形勢を戻す
黒魔術にかけるため、少しでもチャンスを作るために打った角が成桂を抜いて形勢が戻りました。
しかし、ここから▲６五歩に△５四歩がイマイチで、▲７七桂と活用されて困ることに。
△５四歩では代えて△５四銀と手厚く打つべきでした。
鋭い寄せ
中段で粘りに出ますが、上図の銀捨てが鮮やかな攻め。下がるとそのまま金を打たれてはっきり負けなので、負けても取るよりありませんが、銀を取り返されて苦しいです。
入玉に一縷の望みをかけて気持ちを切らさないようにしました。
敗北
一応入玉を果たしますが、冷静に飛車を自陣に引かれてはこれ以上の玉の進軍も難しく、受けもありません。
以下は粘れるだけ粘りましたが、形勢に影響はほぼなく、順当に押し切られて負けでした。
本局は序盤でポイントを取られ、以下は粘ってチャンスを待つ将棋でした。
一瞬だけ形勢の戻った瞬間もありましたが、そのチャンスも掴みきれず力負けでした。
ご声援ありがとうございました。本局は負けでしたが、まだ他力ながら昇級の目はありますので、次局もがんばります。
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