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好きな棋書のご紹介8 振り飛車総合

 将棋も本も好きなので、棋書ももちろん好きです。その中でも特にお気に入りなものをご紹介します。今回は振り飛車の総合書です。

◇振り飛車はどこに行くのか

 様々な振り飛車の最新形や工夫について書かれた本です。最新形を指すつもりならある程度追いかける必要がありますが、それはそれとして浅く広く戦い方を知るのにはベストな棋書です。
 今後「消えた戦法」になりそうな形もあり、そうしたものは書籍化されにくいため、買って損のない書籍な気もします。

◇令和新手白書

 ノーマルな四間と三間、そしてゴキゲン中飛車の対抗形にフォーカスした棋書です。こちらも最新形や工夫を扱っており、居飛車側の新戦法や工夫も多く取り上げられているのが印象的です。

◇菅井ノート

 先手振り飛車、後手振り飛車、そして相振りについて書かれた本です。少し内容は古くなりつつありますが、現在の定跡の背景にある変化がまとまっているとも言えます。
 もちろん、定跡の変化が比較的少ない対一直線穴熊や相振りについてはまだまだ現役で、特に相振りは貴重な本家による菅井流三間の解説や中飛車の工夫などが書いてありオススメです。

◇おわりに

 振り飛車の総合書についてご紹介しました。これ一つでなにかが指せるということは少ないですが、定跡書と最新形の間を埋めるものとしていかがでしょうか。


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