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好きな棋書のご紹介3 三間飛車

 将棋も本も好きなので、棋書ももちろん好きです。その中でも特にお気に入りなものをご紹介します。今回は三間飛車の棋書です。

◇さわやか流疾風三間飛車

 現代三間飛車の難敵、居飛車穴熊とエルモ囲い急戦の対策、それも先手三間飛車に絞った棋書です。他の戦型について知りたい場合は別途調べる必要がありますが、よく当たる戦型2つについてこちらの書籍で十分に対策できます。
 内容的には対穴熊にトマホークと▲5六銀で揺さぶる形、対エルモには▲5七銀型と▲4七銀型の両方で対策が書かれています。
 先手三間で手っ取り早く主流の戦型を対策したい方にピッタリの棋書です。

◇これだけで勝てる三間飛車のコツ

 急戦、穴熊、左美濃に対して▲5六歩・△5四歩で戦う形を易しく解説された本です。
 旧来の定跡や、真部流などの位取り4枚美濃での戦いを知りたい場合や、三間飛車の基本的なところを抑えるのに向いています。
 三間飛車が先手の場合と後手の場合のどちらもが載っているのも嬉しいところです。

◇三間飛車新時代

 前半は穴熊や向かい飛車への振り直しという小倉先生らしい多様な三間が、後半は山本先生により軽くさばいて攻める三間が掲載されています。
 特に後半ではトマホーク、▲5六銀と出る形が解説されており、先述の「疾風三間」と違った作戦が載っている場合もあって比べてみても面白いです。
 また、升田美濃(△3一玉型の低く構える左美濃)などへの対策もあり、三間飛車党であれば持っていて損のない棋書だと思います。

◇鈴木大介の将棋 三間飛車編

 後手三間飛車で急戦、穴熊、天守閣美濃への対策を紹介されています。従来の棋書に載っているものとは少し形が違い、それでいて鈴木先生らしい力強く戦ってひょいと避けるようにさばく作戦で面白いです。
 三間飛車の幅を広げたい方などにオススメです。

◇おわりに

 三間飛車の書籍をご紹介しました。様々な居飛車穴熊対策がありますので、好みのものを選んでもよさそうです。

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