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好きな棋書のご紹介13 相居飛車その他

 将棋も本も好きなので、棋書ももちろん好きです。その中でも特にお気に入りなものをご紹介します。今回は相居飛車やその他の棋書です。

◇よくわかる雁木

 先日のこちらの記事でもご紹介しました。

 やはり雁木の基本的な攻めと受けについて解説されており、方針に困らないのが大きな魅力です。
 密かに雁木右玉などについても書かれており、右玉党の方にも参考になる部分があるかもしれません。

◇現代右玉のすべて

 角交換とそうでないケース、そして△3三銀型と△4三銀型にわけて書かれており、これだけでも後手の相居飛車が指せてしまう棋書です。
 右玉は一旦相手の攻めを受けることになりやすいですが、どうやって受けるか、どんな反撃筋があるか、固められたときの仕掛け方を中心に紹介されており、この1冊で困ることはほぼないと思われます。

◇とっておきの右玉

 角交換右玉と角交換左玉に特化した特殊な本です。
 前半が体系的な戦法の詳解、後半は手筋の紹介が中心となっています。特に地下鉄飛車に対して金銀を繰り替える手筋などは知らないと指しにくいのではないかと思います。
 様々な変化球にも対処が紹介されており、先述の「現代右玉のすべて」とあわせれば、すぐにも右玉党になれることでしょう。

◇平成新手白書

 ここ数年で相居飛車の全ての戦型で起こった革新的な変化とその周辺について解説された棋書です。かつての定跡書と現代将棋を繋ぎ、そして将来マイルストーン的な書籍になっていくものと思われます。
 極限早繰り銀などについても書かれており、居飛車党なら読んでおいて損のない本だと思います。

◇おわりに

 相居飛車その他の本についてご紹介しました。棋書選びの一助になれば幸いです。


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