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杉山清貴&オメガトライブ~FIRST FINALE TOUR 2024~ "LIVE EMOTION" 最終日(2024/05/31)に行ってきました

2月22日に投稿した記事「杉山清貴 acoustic solo tour 2024に行ってきました」で
知ったオメガトライブのコンサートのチケット、取得することが出来たので、
最終日のNHKホールに行きました。

ここは何年振りか‥‥。
今回は3階席とあってあまり期待はしていませんでした。
1階席が取れなかったのはファンクラブには入っていないので仕方ないのかも、
と思っていましたが、着いてみると昔のその記憶よりも随分小さいホールの気が……。
あれ、こんなに狭かったっけ?、と思うと3階席もさほど遠くないかな?と。
開演時間が近づくと席はほぼ満席。しかも、その観客のほとんどは中高年。
たまたま私の前の座席に若者が座っていたのですが、
かつての若者たちで溢れる場内に時の流れを感じます。当然と言えば当然。
そして、今でもこれだけ人を集める彼らに
どれだけ多くの若者たちの記憶の思い出に残っているのか、
と実感もします。もちろん、この私自身もそのひとり。

昔の映像が緞帳に映し出され少しするとRoute134の軽快な音楽と共に幕が上がり、
オメガトライブの面々が登場。
残念ながらドラムの広石さんは欠席で他の若いメンバーが入っていますが、
懐かしいあのオメガサウンドは健在。
そして何より、杉山清貴アコースティックライブの記事でも書いた
彼のあの歌声はやはり耳に心地良く響いて来ました。
「凄い、凄い!」一瞬で引き戻される80年代。
それはきっとこのホールにいる人達ほとんどが感じたことのはず。
若い頃の自分の思い出とクロスする歌には
今の年齢や悩み事や忍び寄る老いなど微塵もない。
まだ未熟で、恋する心のドキドキや切なさの涙、
うまく伝えられない気持ちのもどかしさの新鮮さを甦らせて、
漫然と繰り返される日常生活の中に埋もれていた感情を溢れさせます。
こうしたコンサートの良さとは、こういうところにあるんだよねえ、
と今になったからこそ思う「時の流れ」。
今だからこそわかることはある、と実感することのひとつ。

自分で撮影したイメージ映像

ノリの良いアップテンポの曲連続4曲で始まったコンサートは
トークを時々挟みつつ、オメガトライブ時代のアルバムから
選曲された歌で続き、私のやや体調不良の状況も忘れさせてくれました。
今回のコンサートはグループ解散後、初めて行ったものだったので、
途中のコント(? 実際はグッズの紹介だったけど)のようなものには
驚いたのですが、ファンのX(旧ツイッター)を見ると
これはコンサート恒例のもののよう。そして、3つのサプライズが!

ひとつめはカバー曲の披露。
これはNHKで放送されている番組「the Covers」で
放送されたものでもあり、この番組内で作曲家の林哲司が手掛けた曲を
杉山清貴&オメガトライブが歌う、という内容。
番組内では中森明菜の「北ウィング」と松原みきの「真夜中のドア」を
披露していますが、コンサートでは
「あんなに練習したんだから、やらないともったいない」と
「北ウィング」を歌ってくれました!
うーん、これは実にラッキー。生で聞けるとは! 
番組内でも司会のリリー・フランキーが言っていましたが、
「人の歌なのに杉山さんが歌うとオリジナルに聞こえてくる」との通り、
私も同感。「真夜中のドア」も歌ってほしかった、と贅沢なことを思ってしまいました。

ふたつめは「サマーサスピション」のアレンジ。
これ、ただのアレンジではありません。
フルコーラスではありませんが、なんと歌番組に出演していた頃、
よく一緒になったと言って始まったのは
アルフィーの「星空のディスタンス」風にアレンジされた「サマーサスピション」。
そして、同じ神奈川出身の超有名グループと言えば、サザンオールスターズ。
その桑田佳祐風アレンジの「サマーサスピション」。
これには爆笑?というか、モノマネ大会のようなそのそれらしさに、
「杉山さんってこんな人だったんだねえ」と変な感想を抱いてしまい…。

自分で撮影したイメージ映像

そして、最後の最後近くに最終日ということで林哲司さんの登場!
赤いバラの大きな花束を持ってお祝いに駆けつけてくれました。
本当に楽しい夜となりました。
今年も残りあと半年。
できれば、杉真理、山下達郎、松任谷由実のコンサートも行きたい。
もちろん、まだまだ他のミュージシャンのコンサートも行きたい。
今回のコンサートでは鈴木康博さんのコンサートチラシも貰いましたが、
オフコースとしてもコンサートもやってほしいなあ、
とチラシを見ながら夢のようなことを思ったのでした。


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