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しょかん(の話)

弛緩させ私感正して然るべき場所に捨て去れその既視感を

8月21日〜23日
弦を無理に張って中らない矢を
何本も何本も的に向かって放っているような日々が続く

理由の無い疲労感を覚える
社会的な役割としての自分は機能をしているが
個人としての色々が、内面が、疲れている
その自覚があるせいか空元気で動きさらに疲れている
分かりやすい負のスパイラルに陥っている
この文章も、この気分も既視感が酷い

気を張らず形を整えず
形に拘らず数日の出来事を
つらつらと書いて放出してしまおう

21〜22日昼
淡々と仕事を済ませる
子育て真っ最中の親御さんが
夏休みの宿題に追われる夏休み終盤は
焦りや苛立ちが溢れるので少し疲れる
気持ちは痛いほど分かるけれど
もうこのタイミングで怒っても
仕方ないんじゃなかろうか

船が着くところは楽しくありますよう こんなにちいさな子がいますから

野樹かずみ『もうひとりのわたしがどこかとおくにいていまこの月をみているとおもう』
洪水企画 2011年「昼の星」より

を思い出して胸が痛くなる
「淡々と」ではなくそう思いたいだけなのだろう

21日夜
SNSで好きな歌人さん二人の話を聞きながら
気になる資格の取得方法を調べる
「準備半年、取得一年、費用は、日程は〜」
と悩んでいたがお二人の話が面白過ぎて中断

蝦名泰洋さんの歌集『ニューヨークの唇』の
「書簡 蝦名泰洋から野樹かずみへ 1990-1992」
を読んでまた泣く

日常のストレスが山積して
不意に涙を流すのではなく
この部分はいつ読んでも泣いてしまう
理由は上手く他人には説明ができない

22日夜〜23日未明
仕事から帰り家事
夏なのに鍋いっぱいの薑母鴨を作る
リクエストだから仕方がない
疲れていたのか一缶お酒を飲みダウン

気付き
・短歌も文章も推敲しましょう
・「淡々と〜」で気持ちに蓋をしない
・毎日それなりに頑張ってえらい

いやー、酷い。

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