見出し画像

2023年10月の短歌

Twitterに投稿した短歌の記録

※特定のどなたかに差し上げた一首は記載しません

はてしなく広がる空に落ちてゆく墓場としての肉体を捨て

最終のバスを見送りお互いの恋人役を「ここで降ります」
(頂いた言葉「リミックス」より)

身をけずる日々の隨に磨かれたきれいな星の名前は言葉
(頂いた言葉「箒星」より)

悔恨と虚しさだけで作られた「いつかきっと」を迎えに来ました
(頂いた言葉「墾田永年私財法」より)

かりものの言葉に怒りたきつける哀しいひとにみずをあげたい
(頂いた言葉「怒り」より)

無い物をねだってしまう僕たちは毒に平和と名を付け燃やす
(RIUMさん画像詠より)

国のない男が嘆く高尚な自死とアラブのローン・ゲームを
(これもRIUMさんの画像詠とヴォネガットを思い出して詠みました)

黄昏を照らす言葉をくれるならあなたが誰で何だっていい

P3『先生へ』
思い出を語る時だけ双眸に宿るユーゴの焔は青い

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?