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2023年6月の短歌

Twitterに投稿した短歌の記録

※特定のどなたかに差し上げた一首は記載しません

幻肢痛 あり得たはずの過去達に未来を裂かせ自分を責める(RIUMさん「追憶」)

沢山の生命継ぎ接ぎ生きている 他者は皮でも荷が重過ぎる(RIUMさん画像詠)

今度から次を乞わずに生きていく矛盾は人の特権だからRIUMさん(「今度から」)

今までの罪を隠して生い茂る緑の中に這う虫が吾(RIUMさん「今までの」)

ゴミだとは自覚しているそれなば自ら燃える物でありたい(RIUMさん画像詠)

海風は俺の肺腑を焼くだろう詩を欺いた代償として

君の居る一番近い場所にゆき あの夜の月の白さを告げる(RIUMさん画像詠)

正しさに百万回の問いをかけ育てていますお気になさらず。

今日もまたもっともらしい言い訳と懺悔を殺し埒を明け逝く(RIUMさん「生活」*NG:生活)

無機質(プレロマ)の笑顔が並ぶ電脳の少し切ないタイムカプセル(RIUMさん画像詠)

助けての裏が透けてて笑っちゃう ホントは誰も必要じゃない

母ちゃんからの奴隷解放宣言 真夜中ジャイアンフェスティバル(♯ジャイフェス)

次々に継ぎ接いだ夢見続けて前が見えない疲れてしまう
ほらご覧 自分の見たいものだけを見続けていた成れの果てだよ

加・被害の経験もない羊さん狼気取り喰われてしまえ

可愛いね誰の真似なのその悲鳴羽を毟ったあの鳥みたい

お揃いの呪いでしょうか性別を強いられ生きる我等は獣

向けられた刃は花に 絶え間なく続く怨嗟を歌声にして(RIUMさん「強さ」*NG :強さ)

解いては結び直した繋がりを重ね合わせて私を創る(野良之コウモリさん企画の画像詠に提出)

「技だけに頼れば頼るほど逸れる、お前の矢には心が足らん」
「引き伸ばし狙い定めた執着を捨てて放った心の形」
(RIUMさん画像詠)

全力で空に手を振る見えますか今日もどこかで笑ってますか(RIUMさん「全力で」)

撫でられて消える天使の輪であれば私あなたと悪魔で居たい(ツマモヨコさんの企画「ツマモヨコの短歌百葉箱」に提出)

後回し自分を隠し万人の孤独を庇う天使の話(RIUMさん「アイドル」*NG:アイドル)

前よりも言えない青い心配は鎖になると知ってしまった(RIUMさん「前よりも」)

喉元の嘘が好物観測者早く吐き出せ身振りを添えて

Q:iの空欄に適切な言葉を入れよA.「胃炎は無いね」

ドス黒い感情抱いた雑踏をチラシが笑う「ウェルビーイング」(RIUMさん「無茶」NG :無茶)

いくらでもお待ちしてます真珠貝白百合の咲く暁の星(RIUMさん「いくらでも」)

吐き出せば消える煙が肺に詰む ほんとはどこに帰りたかった

残ってる星のかけらを探す吾子背にある羽をいつかこの子は(RIUMさん「残ってる」)

神様が落とした青い蝶を抱き綺麗でしょってあなたが笑う(RIUMさん NG:夢)


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