マガジンのカバー画像

書評

36
ショートストーリー作家として文学本を、Webマーケッターとしてビジネス本を。「作家+クリエイター+マーケッター」目線でお届けする書評です。
運営しているクリエイター

#海外

いつまでたっても英語が話せるようにならない?もしかしたら、"英語を話す"ための勉強をしていないからかもしれない。『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 - 新井リオ』【書評】

英語が話せたらなぁ、とは多くの人が思うもの。いろいろな学習教材に手を出してみても、なかなか身にならない。いつまで経っても上達しない。 もし「英語が話せる」という状態を取り違えていたとしたら? その答えとなる著者の考えが、こう示されています。 英語が話せるとは、すぐに言えるオリジナル英語フレーズの引き出しが多いことだったのだ。これは発見だった。 『はじめに』より。 いつまでたっても英語が話せない原因は、英語を話すための学習をしていないからでは? という問題提起であり、英語

自らの鎖国を解き放つ。世界を知ることでこれからの生き方が見えてくる一冊。『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 - 落合陽一』【書評】

落合 陽一 著『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』 本著をひとコトで表現するならば、「未来を生きるために、今、世界がどうなっているのかを知ることは、とてつもなく重要だ」と気づかせてくれる一冊。日本に住み、テレビやインターネットから流れてくる日本語の情報で、日本の現状を見聞きしているだけじゃ想像もつかない世界がそこにはある。 圧倒的なスピードで変化していく世界。これからの未来はどこへ向かって行くのだろうか。そして、僕たちはどこへ向かって歩んで行

丸暗記の学習ではなく「イメージを掴む」という点に配慮した学習に触れることのできる一冊。『一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 - 東進ブックス』【書評】

本著をひとコトで表現するならば、「英語の感覚を掴む手がかり」になる一冊。英文法の向こう側にある、ネイティブのフィーリングに近づけます。 コミュニケーションは感情を表現してナンボ。感情が触手を伸ばす言葉を選ぶべき。じゃあ、「こんな気持ちのときはどの言葉を選べばいい?」の手がかりが手に入る一冊です。 すべての日本人が「話せる英語」を「最速」で達成するための英文法大全。英語のシステムやネイティブスピーカーの意識が,豊富なイラストとコラムで最もカンタン且つ詳細に解説されています。

和食以外のショートショートで、お腹をいっぱいにできる。アメリカン・ショート・ストーリーがたっぷり味わえる豪華な一冊。『超短編小説70 Sudden Fiction』【書評】

『超短編小説70 Sudden Fiction』 ロバート シャパード (編集)、 ジェームズ トーマス (編集)、村上 春樹 (翻訳)、 小川 高義 (翻訳) 本著をひとコトで表現するならば、「和食以外のショートショートで、お腹をいっぱいにさせる本」。日本の作家が綴るショートショートとは異なる空気感をたっぷり堪能することができる。 日本のショートショートがすなわちショートショートだと定番化している方は、アメリカン・ショート・ストーリーの味わいに、その概念を少し変えるきっ

日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べる一冊。『眠れないほど面白いインバウンド24時 - 博学面白倶楽部』【書評】

本作『眠れないほど面白いインバウンド24時』をひと言で表現するならば。 日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べて、「へぇー、知らなかった」がたくさん吸収できる一冊。 これからインバウンドがさらに過熱する日本において、知っておいたほうがいい「日本の常識・非常識、海外の常識・非常識」を学べる一冊ですね。 「爆買い」「爆食」「爆××」……今日もどこかで何かが起きている!! ★最新版・中国人の「買いたいランキング第1位」 ★英語の案内板にヤバイ間違い発見