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『ざつ』 お気楽TRPG日記110。シャドウラン覚醒の日とか、黒の新撰組制作中とか、信長の黒い城とか、献杯の日々とか、蜂蜜酒とか。

概要:還暦TRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の雑談とか、告知とか、ゲームを遊んだ話とか。

覚醒の日

シャドウラン的には12/23は覚醒の日。
2012年12月23日、富士山に、グレート・ドラゴン龍冥が出現してから、もう10年が経過しました。
おかしいな、まだ、魔法が使えないぞ。

・・・という訳で、今日もシャドウランの記事を書き書き。
ボストンのフェディリティ投資信託を某社が買ったのだが、これがまた、アメリカ有数の投資信託で、トランプ案件とか、エンロン案件とか、ロスチャイルドとか、アメリカ政財界の闇がどんどん飛んでくる。
まったく、シャドウランのお時間だぜ。

『黒の新撰組 幕末鬼殺行』制作中!

 幕末ドゥーム・メタル・ファンタジー「黒の新撰組 幕末鬼殺行」製作中! コミケ1日目東Q-46a 「革のダイス屋さん」にて頒布予定

お前は黒の新撰組。
復讐のため、地獄より舞い戻った無名の隊士。
狼と呼ばれし、剣士たちよ。
禁門の変で焼け果てた炎獄京都の闇を駆けろ。
魔性の鬼を討て、誠の旗にかけて。

『信長の黒い城』と同じく、「Mörk Borg」のサード・パーティ・ライセンスを用いて製作します。そういう訳で、今度は、火炎地獄と化した幕末京都で鬼を斬り、平和を取り戻すのだ!

「信長の黒い城」シナリオ・ソースブックⅡ


 同じくコミケにて、戦国ドゥーム・メタルファンタジー「信長の黒い城」のシナリオ・ソースブック第二弾を頒布予定。

「重ねて唱えよ、御仏の名を!」
 Cry, Cry, Cry, and Cry Your Voice!
 Pray to Amitabha!

 今回のキーワードは、仏法。まず、六道輪廻に新クラス「叫ぶ念仏百万遍」を追加します。信長に殺された仏法僧侶たちが、念仏を唱えながら、地獄から蘇ります。
 そして、見開き単位のミニシナリオが4本! いずれも、第六天魔王・織田信長と仏教勢力との戦いの中で引き起こされるバトルを描きます。

「信長の黒い城」は、各種通販、Amazon、専門店などで購入できます。

90年代のTRPG

90年代なかばのTRPG業界がなんとか、という話が出てきて、私の作品や活動にも触れられたので、便乗して宣伝。

私は、1987年にウォーロック誌でデビューした後、1989年の「ドラゴンリング -コミック版ファンタジーRPG入門-」が初単行本。こちらはマンガ図書館Zで無料公開され、そちらからAmazonのKindleに展開しております。


 1994年に、富士見書房から出た「パラダイスフリートRPG―基本ルールブック 」(富士見ドラゴンブック) もKindle版がAmazonで購入可能です。

 パラダイス・フリートRPGはコミカルなSF冒険もの。2組のトランプを使った「大貧民」で判定します。なぜか自動的に派手になるシステム内蔵。 貴族制封建国家、中華系獣人帝国、サイバーパンク日本企業国家が三つ巴でバトルというドラゴンマガジンの読者参加ゲームのTRPG化です。(企画運営も私が担当)。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88RPG-%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8B%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%9C%B1%E9%B7%BA%E7%94%B0-%E7%A5%90%E4%BB%8B-ebook/dp/B009NNZOLK/ref=sr_1_8?qid=1671781072&s=digital-text&sr=1-8&text=%E6%9C%B1%E9%B7%BA%E7%94%B0%E7%A5%90%E4%BB%8B

 その後、RPGマガジンのレビューがきっかけで真・女神転生TRPGに関わり、誕生編(95)、覚醒篇(98)となるが、その間に翻訳をプロデュースしたレイトショー(96)、デビュー前から作っていた深淵(96)がはさまる。数が多そうに見えるが、フリーランスだと、年に2,3冊は本を書かないと飯が食えないので、全然チートじゃない。

献杯

 12月になってからバタバタで、気がつくと、社会思想社のウォーロックの編集長だった多摩豊さんの命日(12/18)を過ぎていた。
 私をゲーム業界に引き込んでくれた偉大な先人に献杯。
 あれから25年、まだなんとかやっています。

 昔から憧れていたSF漫画の大御所が立て続けに世を去られた。
 『ノーラの方舟』の御厨さと美先生。小中学校の頃、あなたのスタイリッシュな線としゃれたSFセンスにあこがれていました。
 『超人ロック』の聖悠紀先生。50年以上も続く傑作。超能力SFというと、この壮大な作品群がまず浮かびます。
 献杯!

   そんなこんなの中、今年亡くなられた科学ライターの鹿野司さんが、Facebookの「友達かも?」に表示されて、うるっとくる。大学生の頃、通っていた渋谷のSF例会「金曜会」などで、色々面白い話を聞かせてもらった。でも、ここで表示されるということは、最近、つながっていなかったということか。献杯し、承認されないだろう、フレンド申請を送る。

蜂蜜酒を飲め!


Wicked Way Meadの蜂蜜酒(ミード) Pathfinder

 朱鷺田はダメな飲兵衛ですが、クトゥルフ神話の関係で飲み始めたお酒に、蜂蜜酒(ミード)があります。蜂蜜を水で薄め、発酵させたことから始まるため、世界最古の酒のひとつと言われます。クトゥルフ神話の中では、古代の秘儀を現すアイテムとして、黄金の蜂蜜酒(スペース・ミード)が登場します。
 こちら、架空のお酒と思われる方もおいでかと思いますが、まさに世界最古の酒のひとつであり、今でも世界各地で醸造され、飲まれているものです。世界中に3,000ほどの蜂蜜酒醸造所(ミーダリー)があると言われています。私自身、過去のクトゥルフ神話企画で、「黄金の蜂蜜酒」を製作したことがあります。

黄金の蜂蜜酒(Space Mead)

 製作の過程については、こちらを参照。

https://app.famitsu.com/20180419_1279675/

 2018年3月15日のラヴクラフト関係イベント“邪神忌”に合わせて、“黄金の蜂蜜酒”を製作いたしました。実際には、永代橋のたもとにあるゲームバー“アインプロージット”とのコラボで、同店の姉妹店であるビール工房“永代ブルーイング”が醸造してくれたものです。醸造にあたり、私のミード友だちで、カリフォルニアUCデイヴィスでミード醸造を学んだ、Wicked Way Meadのミード・マイスター、エリック・ボーシック氏がレシピ作成と醸造技術を担当してくれました。Wicked Way Meadの公式サイトはこちら。

https://www.wickedwaymead.com/

 Wicked Way Meadは、その後も新作ミードの醸造を重ね、上に写真を載せた「Pathfinder」(TRPGのタイトルとかぶりますが、道を開く先駆者という意味合いがあります)や、2021年Mazers Cup国際コンテストで金賞を取った「リングオブファイアー」などの傑作を生み出しています。
 興味のある方は、来週頭、12/26に西池袋の隠れ家バー「Snark Liquidworks」でミードイベントがありますので、行ってみるといいかもしれません。私は締め切りとゲーム学校の忘年会がかぶってしまい、顔出しできそうにないのが残念です。翌日のシードル・デイも美味そうだな。
 しかし、パスツール生誕200周年か。

 とりあえず、今日はここまで!

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