見出し画像

CJ-1 菖蒲谷レースレポート

大会名:Coupe du Japon 第1戦 菖蒲谷XCO

開催日 : 2021年4月11日

開催場所:兵庫県たつの市・菖蒲谷森林公園

カテゴリー:エリート男子

リザルト : 4位

天 候:晴れ

コースコンディション:ドライ

----------------------------------------------------

2021年のMTBシーズン開幕戦の日を迎えた。1月のシクロクロス以来、約3ヶ月ぶりのレースとなる。

会場は兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園。国内屈指のテクニカルコースとして知られているが、今年は昨年とは全く違うトレイルを使った新しいコースが造り込まれていた。全体的に坂の斜度が急で、下りはタイトなコーナーが多く、スピードを乗せてリズム良く繋げて走るのが難しい。コースが変わってもテクニカルさは健在で、シーズン初戦から実力が問われる厳しいコースであった。チームは3月に菖蒲谷を訪れてレースを意識した合宿を行ない、今回もレース3日前には現地入りした。妥協ない準備をさせてもらったことに感謝したい。

レースは出場するからには勝ちだけを狙うのが自分の信念。しかし今の自分が絶好調の状態でないことも把握していた。これはピークが早く来すぎてしまった昨年の反省を生かし、2021年シーズンは10月の全日本選手権に向けてゆっくりと調子を上げていきたいという考えからである。それでも昨年の今頃に比べればずっと良い状態であることは日々のトレーニングのデータと感覚からしても間違いないので、開幕戦を迎えるのは非常に楽しみな気持ちであった。特に冬の間に継続して取り組んできたウエイトトレーニングの効果と、昨年劇的に改善したスタートダッシュのキレを今年も保てているのかが気になるところであった。

まず土曜日に開催された前哨戦となるXCC(約20分間のショートレースで翌日のスタートグリッドを決めるもの)は5位で終えた。結果は良くないが、内容としては2周目まで先頭グループを牽引する積極的な展開ができて満足のいくものであった。このレースを終えて「スタートダッシュから1周目までの力は去年同様に高いレベルを保てていること」「持久力が十分でないので限界一歩手前のペース配分が非常に重要であること」「コース上でライバルの後ろに付けた方が力を温存できるセクション」など多くを学ぶことができた。気持ちも一気にレースモードに切り替わり、翌日への集中力を高めていった。

ここから先は

2,654字 / 9画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?