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シャインポスト 2話「青天国春は《不安定》」ネタバレ感想

前回のあらすじ

 3ヶ月後に中野サンプラザ(収容人数2,000)を満員に出来なければ解散のアイドルユニット【TiNgS】。しかし最大動員数は37人という絶望の中、『嘘をついた人が輝いて見える』特殊能力を持つ男性が臨時マネージャーとしてサポートしてくれることに。先ずは専用ステージ最大数100人を埋めるため、チケットを売ろう!

OP:ワンダースターター

 前回はエンドロール風景に流れていたBGMでしたが、2話からはOP。多分最終回で歌う曲なんだろうなあとか思ってますがどうなんだろう? 夢をひたむきに追いかけ続ける青春を感じる一曲で映像も歌唱も素晴らしい。

チケット販売開始

 臨時とは言えマネージャーがついたことにより、3ヶ月後のライブにも希望を持っている主人公の春ちゃん。クラスメイトとの放課後ご機嫌ドーナッツタイムもご満悦。口周り汚れているのも可愛いし、やっぱりアイドルな姿も可愛いいけどメガネにお下げのほうが個人的にクリティカルだわ。メガネに弱い!

 臨時を正式にするには、次回定期ライブ(明日)のキャパ100人を満員にしなければいけない。マネージャーの直輝は自信の車にて3人に自信の程を尋ねるが、自信満々の春はマネージャーに全幅の信頼を寄せていて、杏夏ちゃんと理王様は言葉のみ強気で今日も輝いている。まあ、そりゃあ今まで50人すら達成できてないから当然か。いくらなんでもいきなり100人は魔法でも使わねば厳しいって、本人たちも理解しているんだろうね。

バカとは

 専用劇場前でチケット配りをしようとするが、「私様、いとおかし」の2人が登場して煽る。名前は【祇園寺雪音(ぎおんじゆきね)】【伊藤紅葉(いとうもみじ)】、未デビューだが、近々【ゆきもじ】というユニットでデビュー予定らしい。ライバル枠みたいな面構えのくせに表舞台に立ってないの草。しかもOPが嘘ついてないなら君たち仲間になるんやで。

 雪音さんは杏夏に対して一番当たりが強く「君が全然成長していないから今回も売れないよ」と噛みつく。しかしこれを見事にスルーして見せるトーク力の強さを見せつけた。(このやり取りが重要になるのは次回以降)
 紅葉ちゃんは理王様に「ダンスイマイチだから教えてあげるよ?」と煽りを……あれ? 普通に助力を買って出る良い子なのでは?

理王「アンタみたいなバカに教わるか!」
紅葉「わかってないなあ。バカって『言われる方』が馬鹿なのよ」

 ……ん???

紅葉「言ってやった」
雪音「お、おう……」

なるほど。バカなんだな。

 でもここで指摘される弱点って全部的を射てるから、この子達は本当にTiNgS大好きなんだなってわかる。「修正できれば人気も上がる」んだ。しかし同時期に入ったのに未だデビューしていないのはどういう事なんだ?

根性論

TiNgS「完売の策は?」
直輝「頑張れ」

根性論!

 とりあえず固定客は来てくれたけど、それだけでは全く足りない。理王様はこの性格(表向き)のために固定ファンも2人に比べ少ない。しまいには嫌気が差して何処かへ逃亡する始末だ。頑張れ理王様!

途中経過
春:15枚 杏夏:7枚 理王様:3枚程

 やっぱり頑張るだけでどうにかなるわけじゃあない。もし頑張りが確実に実るならば彼女たちは今頃解散の危機に陥ってない。しかもTiNgS内でも人気の序列が明確、トップの春ですら20枚に届かない。

同じ一周年

 チケット配りを必死にやる中、目に止まったのは別のアイドルグループが一周年記念ライブを武道館(収容人数 14,471人)で行うと書かれたポスター。同じ一周年なのに差が付きすぎていて、消沈……はしない! 燃えている。この熱意があれば精神的に折れるのは解散直前くらいだろう。

 大声で真剣に呼びかける中、ようやく戻ってきた理王様。だけどカバンの中身空っぽ。どっかで配ってきた?

チケットハイフノキョカァ!? ミトメルワァ!

 結局夕方まで配り続けても32枚。最高記録に近いのでよく頑張ったと言いたいが、それでも100枚には遠く及ばない。つらたにえん。

 しかしマネージャー、「君たちは10分もあれば完売できる」と自信たっぷりに場所替え。ここのアイキャッチめたくそかわいい。

やってきたのは明治神宮野球場(収容人数 37,933人)前。ここでライブを行っている『ゆらゆらシスターズ』の観客にチケットを配ろうという公算。非常識な真似ではあるが、許可はもらっている。マネージャーさんとなにか縁があるらしい(超激務だった頃に築いた絆は今後も多数出てきそう)
 ゆらシスマネージャーのキクさんは、春ちゃんの目をジーッと見ていたが、これもなにかの能力持ちなんだろうか。マネージャーさんは特殊能力を持っている世界?

 そしていざチケットを配る前に、ゆらシスに礼。この世の物事はだいたい感謝から始まる。感謝の念はいつでも忘れないようにすることが大事だ。最大収容人数を考えれば観客数も2000では効かない。いずれ自分たちが行うライブ会場の10倍はいるだろう帰宅の波を相手に、チケットを売り込むのはかなり勇気がいるだろう。直輝はTiNgSに頑張らせてその勇気を試していたのかもしれない。

出陣

 チケットは売れた。問題は、そこで得たファンを繋ぎ止められるか否か。やって来るファンたちはアイドル好きのために新参アイドルTiNgSのチケット販売にも寛容だったが、パフォーマンスを甘口評価してくれるかといえば話は別。下手くそすぎたら二度とこないだろう。

 普段ならガラガラの専用劇場(収容人数 100人)が満員御礼。緊張でガッチガチになる3人に、臨時マネージャーとして最後のアドバイスを送る直輝。この「最後」は、今後は正式なマネージャーになるって意味と、結果次第ではここでさようならの意味がある。そしてアドバイスは各人以下の通り

杏夏:君は「TiNgS」を伝えるんだ。支えれば崩れない責任を果たせ。
理王:最後まで食らいつけ。諦めず最後までいけ。
春:輝きを示せ。(シャインポスト)

 割りと普通のアドバイスだけど、「その通りにやれば成功できる」と信じてステージ入場前に掛け声で気合を入れる3人。やっぱりライブ前の掛け声は大事だ! ラブライブだと1人ずつ数字を言って最後に「ミュージックスタート!」「サンシャイン!」とかやってたけど、彼女たちの場合

杏夏「猪突猛進!」
春「日進月歩!」
理王「獅子奮迅!」
全員「全身全霊! TiNgS! おおおおおお!」
 字面が硬い!!!!

辛口

 どうやら1曲目は私達の知らぬ間に終わったようだ。

「駆け出しならこんなもの」
「ふむ。歌3点 ダンス2点 体裁を保てている程度」
「伸びてもそこそこかな」

 これって10点満点なんだろうか、5点満点ならそこそこ高いけど。

 観客に紛れて敵情視察?に訪れたゆらシスの【ナターリャ】【広瀬実唯菜(ひろせみいな)】、そしてキクさんは「一見中途半端」と評価するが、春を見て「素晴らしい逸材」とも評価している。何を見ている?

TOKYO WATASHI COLLECTION

 そして次の曲『TOKYO WATASHI COLLECTION』は、個人的にワンダースターターと同様かそれ以上に好きな曲。「じれったい」からのアップテンポから繰り出されるダンスも可愛い。いやもう本当にこのアニメのライブ、当たりしかない。

 ここで遂に明かされる春の持つ真の力は「観察眼」「調整力」。これまでダンスからっきしの理王様と、堅実な杏夏に合わせ続けたため中途半端だったが、合わせる対象を観客に向けることで場を掌握することに成功。ダンス中に目線を向けるファンサも容易く出来る、アイドルを応援する人がこんなコトされたら容易く落ちる。しかし、この素晴らしさを本当に理解できる客層は少ない(わたしもよくわからなかった)が、ここに呼ばれたのはアイドルへの目が肥えた人たち。

 素晴らしい才能をいかんなく発揮した春への賛辞が飛ぶ大成功のライブになった。これにて臨時も正式へ移行、中野サンプラザへの夢を大成させる大きな一歩である!

 でも今後理王様のダンスは課題だな……今回は春ちゃんが1人目立ちしていたからカバーしていたものの、ワンテンポズレたままのダンスは早急に直した方がいい案件(制作スタッフの労力的にも)

 次回は結構好きな杏夏ちゃんメイン回だ!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。