「努力!火力!MaximumShoot」勝利の女神:NIKKE　チャプター２クリアまで

　任務を終えた指揮官を待っていたのは、また地獄だった。

本番に強いタイプ？

　マリアンは死んだ。もういない！　そう思ってなきゃやってられない新米指揮官は、絶望的盤面をひっくり返したことで上層部に目を付けられた。シミュレーションによるスペシャルな模擬戦をクリアしたは良いけど、作戦に参加していたニケを編成してもブラックスミスを撃破出来る実力には程遠いと判断される。

「ニケではなく指揮官に何かあるのではないか」

　そんな疑いをかけられた指揮官に与えられた命令は発電所の調査だった。

アニス「体の良い処分よねこれ？」

　問題の発電所、そこは数多くの隊が挑み全滅してきた場所。見つかれば物量差と実力差にゴリ押されて生きては帰れぬ片道切符。アニス、ラピ、指揮官の３人……と、もう１人補充されて立ち向かうことになった。

SPY ✕ 火力

「全力で手伝い、全てを報告しろと指示を受けたので、私は多分スパイです！　スパイ、良いですよね！　前からやってみたかったんですよ！」

　このゲームには珍しいスレンダー体型の眼鏡美少女。素直意見と火力バカ一代な残念回路を搭載するおもしれー女です。その名は『ネオン』。

　マリアンの離脱分をネオンで補い、一路地上へ。この子見た目だけは理知的だけど頭の中は爆裂魔法少女だぞ！　マリアンさんの代わりは無理ですって！　ＳＰＹって自分の正体を明かした時点で失格なんだぞネオン。

やはり火力……火力は全てを救う

ネオン「火力最高！　火力最高！　イェイイェイ！」
指揮官「立ち塞がる瓦礫も火力だ、火力を以て撃滅だ！」
ネオン「火力師匠！」

　シリアスな雰囲気はマリアンさんが道連れにしたらしい。草葉の陰でマリオンさんが泣いている！

すごい臭いですね

　発電所に正面突破を仕掛けようとしたラピさんも大概脳筋だって判明した直後、指揮官は「調査が目的だから戦闘しなくてもいいのでは？」と判断。下水道を通って行こうと提案し、４人共四つん這いで単縦陣。

　ラピ、ネオン、アニス、指揮官の順番で、臭気漂う下水道を進む。

ネオン「すごい臭いですね」

　ほう……それは下水道のことで間違いあるまいな……ここの１枚絵は最早確信犯だ。絶対に狙っている！　順番を変えてもらうべきだったかもしれないが、その場合私がネオンから言われそうと危機を察知してしまうのでまあここは引こう。

　ニケは嗅覚センサーもOFFに出来る高性能らしいけど、ネオンは人間の乙女としてそれは嫌だと拒否。こういう人間らしい反応するから可愛いのよなこの子達は。

選択肢は１択

　ラピが止まったことで指揮官の顔にアニスの尻が！　当ててんのよされている！　そこで出る選択肢は２つ。

「臭うな……」
「大丈夫だから気にするな」

　紳士的に振る舞う必要ある秩序と法に満ちた世界であれば下だ。だが世界は壊れている、獣であれ、人類は生存本能、【本能】で答えるべきだ。考えるまでもない。アニス、俺は上の選択肢を迷わず押すぞ！

(そろそろマリアンさんは泣いて良い)

大脱出

　アニスの尻を堪能した私の因果が、ラピにおっ被せられた。ラピを失うのではないかと硬直した主人公を引っ叩いてくれるのはアニスだ。尻の次は手の温もりで指揮官を鼓舞する天使。マリアンさんごめんよ、こんな駄目な指揮官で……。

　発電所は機械操作が出来るラプチャーの群れに占拠されていて、それを報告すれば調査任務は完了だ。ラピの体か頭部を持った指揮官、追ってくる列車型のラプチャーを自陣のニケに任せて指揮(自動戦闘)をとる。プレイヤーは背中を眺めることしかしてなくてもなんとか勝てました。

　ただし、激しい戦闘の末に発電所は破壊されました。火力最高！

「追放です」

　イケオジ上司から通達されたのは、安全な地下のアークから追放される一報だった。発電所の貴重な物資も駄目にした代償らしいです。頑張っても頑張ってもこんな扱いか、そろそろアークの中を爆砕しようとする一団が現れてもおかしくねえぞこれは。

　そんなわけで次回は地上の前哨基地へ！　今度はどんな出会いが待っているのか期待大。火力最高！