にじさんじ壺カップとかいう狂気的大会を開催前に語ってみる

 嘘だろう?? あれやろ? 壺カップ言うても、皆で壺持ち寄って鑑定額で一喜一憂する何でも査定する大会なんだろうとか一瞬、ほんの一瞬よぎった。嘘であるようにと何度も目こすったしかし、「Getting Over It」って書いてあったんだ……嘘なんかじゃなかった。何故……どうして……????

VtuberとGetting Over Itの関係

 Vtuber黎明期から、その存在は異彩を放っていた。恐らく数多くのストリーマー、YouTuberを苦しめたそのゲームこそ、Getting Over It。通称、壺。

 壺にハマったおじさんがピッケルを用いて遥か高みへ、大気圏を突破して宇宙を目指すというゲームだ。会話なし・お金なし・アイテム?? そういう物も一切ない。オートセーブ故に予断を許さぬひりつき具合と、難易度の高いマウス操作。「ゲームオーバーは心が折れた時か、ゲームをクリアした時のみ」なので、時間と執念を注ぎ込めば着実に上達し、クリアを目指せる。

 このゲーム、とにかく1周目をクリアできるか否かが分水嶺。1周目をクリアできた後に再度周回すると、自身のスピードに成長を感じることが出来ることでしょう。そしてこのゲームによる「リアクション取れ高が取れればそれでいい」という人と、「ガチでクリアしたい」という人で、配信の様相はがらりと変わる。……と、ここまで説明してみたけれども。

 ぶっちゃけみんな知ってるはずだ。

 わざわざ私がいまさら説明するまでもない、Vtuberもよお見とるって人はどこかしらで必ず見ているであろうゲームだ。にじさんじに至っては壺のクリア回数をWIKIで見れるという充実っぷりです。

にじさんじでこのゲームと言えば……そして……

 最近だと甲斐田晴さんが期待(??)の壺新人として、最初に金壺を見せつけていました。金は50周クリアしたら貰えるカラーチェンジですけども、性能は全く変わりません。要は壺が金色になっていたら、壺廃人と見ていいと思います。99周はもう超人級……。

 本間ひまわりちゃんも金壺、鈴木勝君も金壺、上手さならば引けを取っていない。というか金を取っているので壺廃人確定だね!! 

 しかしにじさんじで壺というと、私は渋谷ハジメしか出てこない。一時期は彼=壺ってくらいには、壺をやり込みまくっていました。壺と別れる旨の宣言をした配信では、配信内で〇周クリアしています。

 にじさんじではない個人勢でこのゲームを好んだのは、oddai(オッドアイ)ちゃんでしょうね。のめり込むとそれのみに全力投球するタイプの子でして、クリアするまで配信を続けて睡眠時間も1時間そこらしか取らずに延々やっていたのが印象的。総計すると30時間以上やっていました。去年末のツイートや配信を最後に途絶えていますから少し心配ですけど、ハマり込む何かを求めて彷徨っているかもしれませんね。

なぜ今壺なのか?????

 前回はスプラ大会。今回は何だろうと思っていたんです。そりゃあ皆さん考えるのは「世界のアソビ大全51」ではなかろうか。だって皆こぞってこれをやっているし、皆遊び倒しているし、何より任天堂のゲーム

 任天堂とにじさんじは包括契約で結ばれている。「許可求めるのにいちいち連絡するとか水臭いじゃないか」という状況ですよ。種目が沢山あるから団体戦とか諸々出来、任天堂は新作ゲームの販促になるWINWINで大勝利。それを何故壺と思った人多いと思う。私もそう思う。だって壺ですよ?? 壺は知っているけど壺の大会って私の知る限り聞いたことないですよ。事の真意は11日を待つばかりなのですが、気になって仕方がないですね。

任天堂がなくても……! という意地を見せるため?

 思えばにじさんじの大人数大会って、【スマブラ78】【スプラ大会】【テトリス大会】【マリカ大会】【ポケモン大会】とか色々あるけど、概ね任天堂のゲームです。そりゃあ、多人数でわいわいできるゲームの総本山と言えば任天堂ですから。

 ですが任天堂におんぶに抱っこなばかりではいけないと思ったのか、敢えて任天堂とは一切関係ない、かつ大会向きとは言い難い壺と言うチョイスで挑んだのかもしれない。ロックしてるじゃん!(りーな理論)

ぶっちゃけ何を競うのかさっぱり分からないけど予想

 壺は速さを競うことが出来ない。これが「渋谷ハジメ」VS「甲斐田晴」の金壺決戦という枠ならば速さを競うのも出来ようが、これは2人きりではなく多人数での大会です。最近始めたばかりの子も混じっています。粘り強く戦うことは出来ても、速さは熟達した経験がなければ縮まりません。なのでゴールの速さを競う大会ではないと思います。

 壺耐久?? それは配信的にどこまで見栄えするのかわからぬ……。壺は基本的に個人戦。ネットに繋げば一応別の人も見えるようになるけど、クリアするまで頑張ろうとしたら数時間かかる。既に多くの人が知るところの壺だから、見所がどこかも知っているだろうし、大会にする意味的に耐久はないと思います。

 ネットに繋いだらタイムアタックが出来るって閃いた人もいるでしょうけど、それは結局金壺勢によるデッドヒートしか注目されないから却下でしょう。集められた人々が全員噛ませになったら怒るファンも出そうだ。

 じゃあ何するか……壺のインスタ映えスポットを撮る?? 下山配信?? いややはりここは、リレーでしょう。各地点で待っている人の場所まで行ったらプレイを交代(ネットに繋いでの複数人)、最終地点か、もしくはどこかを金壺に任せる。根拠としては「抽選があること」。仮にトーナメント方式だと最終的に金壺勝負になるから、組み分けは複数人を作るためと予想します。これしか思いつかない……。しかし解せないのは「抽選後一週間」というやたら長い期間。まさか、金壺たちによる地獄の教習が実施されるというのか……!!? それはそれで地獄だけど!!

もしも今後別のゲームをやるとしたら次の大会は……

 壺を乗り越えた先にやるのはまず任天堂のゲームだと思いたい。でもそれ以外を敢えて予想するならば、「麻雀」でしょうね。雀魂で皆麻雀が上手くなっているので、出来ますよ、にじさんじ麻雀大会!! 解説に楠栞桜さんを入れて麻雀が熱くなる。師匠枠に渋谷ハジメさんを育て上げた【千羽黒乃】さん筆頭に、麻雀vtuber呼ぶとさらに面白そう。麻雀系vtuberってガチの人多いからめっちゃ面白い。

 4人で1試合だからハイペースで進むでしょうし、時間調整も楽。大会向きのゲームだと思います。麻雀の競技人口が激増したら、麻雀界隈も盛り上げることになって得しかない。皆、麻雀やろうぜ!!!

いずれにせよ壺は地獄だろう

 いかがでしたか? というテンプレも済ましたところでこの記事はオワリです。しかしどんな大会になろうとも、壺が地獄なのは変わりない。11日のお知らせを楽しみに待っています。来週も、勝とフミと、地獄に付き合ってもらう。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。