彼女のガーネットは至高だった

にじさんじ両国国技館2019、現地には行かずにネットチケットで視聴、見終えた後に何度か繰り返し聴いたのは、鈴原るるさんの【ガーネット】だ。

その歌声は本当に「浸透」するし、これだけの声と配信の面白さが合わさればそりゃあ人気Vtuberにもなれるよと頷いていました。

※この記事は引退について私見を述べるものです。

鈴原るる引退の衝撃

先日も別企業でVtuberの引退があったばかりで、2021年6月は忘れられない月になりそうです。

24日、Twitterを眺めていた私はTLに『鈴原るるさんが配信中一切の匂わせなく「6月いっぱいを持って引退」と宣言した』ことを知った。今日の6月25日含めても残り一週間すら与えられない超唐突な引退。

彼女を一躍「美大生」として有名にした魔界村シリーズ最新作「帰ってきた魔界村」を最後のゲーム配信としているようですので、「魔界に帰るのか?」と冗談思いついてしまった私。

ただ匂わせはなくても兆候はあった。

TLに流れてくる彼女のツイートは最近、体調を崩して配信延期が散見されましたし。人気企画も畳んでしまったり。傍から見ていても大丈夫かなあと心配はしていましたが……よもや引退するとまでは予想していなかった。

理由は話されるようだ

とはいえ、これらはただの兆候。「体調不良だから引退した」とか、そういう引退理由と直結するかは全く分からない。……が、30日の配信で引退の経緯や詳細について話したいと明らかにしているため、他のVtuberの引退とは違いある程度の納得を得ることが出来るでしょう。
(動画リンク先、51:15辺りにて触れています)

聞いて納得しきれるかはさておき、アーカイブの行方やチャンネルのこと等も定かではないので、座して待つしかありません。

ところでそんな重大発表した後に歌うのが「シークレットベース」というのが、両国国技館を思わせてもうね……。最後には「変わらないもの」。彼女はもしかしたら時代を駆け抜けた少女だったのかもしれない。

引退は終わりと言うけども

Vtuberの引退は本当に残滓があるのみで、その消息も何もかもわからないなんてことはザラ。

企業Vtuberは引退報告なり一定期間の猶予があったりしますが、個人Vtuberにはそれすらないこともある。ある日突然更新が止まってしまったこともある。それは「死んでしまった」とも解釈できますが、「飽きた」「面倒くさい」でも通るし、「忙しいから更新できない」だけかもしれない。

だが基本的にVtuberを辞めても、その人の人生は地続きなのです。

長い人生の一端を長い時間、私達に見せてくれただけで、本当なら袖すら見ることも、すれ違うことさえなかった赤の他人で面白く掛け替えのない人。当然、いなくなるのは本当に寂しいけど、

引退は幕引きでもあり、新たな門出でもあるので、その背は引き留めるよりも押し出してあげる方が気持ち良いと私は思っています。

この「引退に対する心構え」が各々異なるのは当然ですが、まだ引退される経験がないという方はしっかり構築して、鈴原るるさんの結末を見届けましょう。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。