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Vtuber可哀片コハルの考察(2/6)

※この記事は2020年初頭にたブログにて書いた記事を分割し、加筆修正したものです。

第2段

 自己紹介の次は、世界の紹介。さながら異世界探訪録ともいえる趣で、彼女の周囲にある変わったものなどを紹介して回る動画になっている。

※以下ネタバレ注意

今回彼女が語ったこと

あいつらについて
①いつでもどこにでも現れて邪魔をする。容姿は彼女曰く、汚らしい。暗転情報によると【ボサボサの髪、サイズの合わない制服、不格好な歩き方。全てがナンセンス】であるらしい。
②信号機が反応すると現れるらしい。

食事について
①拾い食いで乾パンやお菓子。レディ故、包装があり賞味期限が大丈夫なものを選んでいる。賞味期限に関しては「見ている」だけなので守っているかは不明
②ペケに関しては「多分人参が好き」。口があるかもわからない。暗転情報によると、「このこだけ、口がないんだね。」とあるが、誰がいつ語った台詞かは不明。
③終末以前から小食で、豪華な食事が手につかない。軽いもので済ませていた。

施設【地下水槽】について
①地下水槽へ行くには【エレベーター】に乗る。エレベーターは大きな信号機の下にある、地下階段先の入口から行ける。
②エレベーターのボタンは壊れていて、どれを押しても地下水槽にしか辿り着かない。稀にちがう場所に到着するも、そこは「怖くて足を踏み入れていない」
③地下水槽は外で魚が泳いでいるのが見える。
④コハル曰く、魚は既に死んでいる。その表現の仕方が独特。「何も食べず、何かを楽しむことも無く、何かを悲しむこともなく、何かを高望みすることも無く、ただ、泳いでいる」
⑤地下水槽へは落ち着いたときや暇なときに来る。泡の音で落ち着く。

施設【工場】について
①地上にある工場前。空模様は夕方に近いが、時計は8時を示している。
②誰もいないはずなのに朝から晩まで稼働中。不気味な音がする。
③ここに来るときはいつも天気が良くない。
④製造されているのは人形。マネキンのようなもの。
⑤全部同じようだが少しずつ改造されて、最終的に同じになる。
⑥それでも他と違えば、「バラバラにされて、グチャグチャにされて、どこかに廃棄」されるらしい。曰く処分理由は【不良品だから】
⑦長居すると息が詰まる。

施設【寝室】について
①いつも眠るところ。ハンモックにて就寝する。
②お風呂は……「それ以上の質問は厳禁」
③いつも撮影する場所から遠い(背景の橋の先なので結構距離ある)が、暇すぎてボーっと歩いていたらすぐだという。

第二段「羽をもがれたカワヒラコ

考察

・「あいつら」の存在は第一段後半にて描かれているが、生物のような物と判明。信号機が変わると現れるらしいが、そのメカニズムについては不明。

・ペケの好きなものを言う時の暗転「このこだけ口がない」という言葉は、無数にあるぬいぐるみか絵。そういった物に発した台詞と思われる。それをいつ行ったのかは不明だが、終末後に現れたペケに言うのは不自然なので、終末以前に発したと推測する。

・「小食で豪華な食事が手につかない。軽いもので済ませていた」と言うシーンがあるものの、直後の暗転シーンでは…(要動画視聴)

・地下水槽という謎の施設は、見立てでは重要。信号機の下に何故そんな建造物があるのか、何故エレベーターは階層があるのに1つしか辿り着かないのか。稀に辿り着くという階層は「怖くて行けない」という。どういうタイミングで辿り着くのかしれないが、ここはもしかしたら有事のための防火層か何かの役割を成していたのかもしれない。でなければ何の目的で作ったのか知れない。

・更に地下水槽階層も謎。ガラス一枚隔てた先で泳ぐ「死んだ魚」。コハルの言う【外】というのは、地下にある水槽内のことを指すのか、その階自体を水槽として外洋を指すのか不明。

・地下水槽にて「何も食べず、何かを楽しむことも無く、何かを悲しむこともなく、何かを高望みすることも無く、ただ、泳いでいる」という台詞後、暗転、魚が計5匹映る。その下にあった言葉「そう。誰かさんのようにね」。コハルの心境を指し示しているとするなら、彼女は今の生活か、それ以前の生活時に感じていたであろう鬱屈とした感情を、偶然にも魚が体現している。

・工場施設は、夕刻なのに8時を示している。数字が表れるのはここが初。時計は壊れているか、この時間で固定されているか、そもそも地場などが狂って太陽の時間も違うのか不明。

・ここでの暗転時、【木の匂い、土の匂い、紙の匂い、汚い生き物の匂い。】という文言があり、そこがとても気分が悪くなり、天気も悪いという、イメージ的に悪い。汚い生き物という表現は「あいつら」にも適用するが、工場内にはそれらしき影はない。第一、工場なのに機械の匂いを表現しないのは不自然だ。

・作られているマネキンは、選別と修正を重ねて均一に出荷されるようだが、そうならない場合は処分だという。彼らが「あいつら」かと思っていたが、そうであれば既にコハルが破壊するために動くはずだ。今も稼働しているというが、滅びた世界で電力供給などはどうしているのか。もしやこの世界は、今はまだ実現していない特殊なエネルギーの獲得に成功しているのかもしれない。

・「1年前、こはる以外の人はみんな消えてしまった。殺されてしまった」と最後に語っている。気になるのは2点。殺されてしまったと表現しているが、何者によって人類が1人を残して死滅したのか。そんな器用なことが出来るとすれば、神以外にない。そしてこのセリフのみ、「こはる」と平仮名で表現されていることだ。誤植と思ったが、終末前の名前が平仮名表記だったのかもしれない。

・それまでずっと、青と淡い色と黒と白ばかりの世界だったが、最後の狂気に満ちた部分のみ紫色になっている。加えて映像に砂嵐(?)が入る。色の変化が指し示すのは一体何か。

・タイトルについては、彼女の動画コメント欄に詳細を各生存者が存在する。そちらを参照されたし。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。