機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ネタバレあり感想

『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター』
 私は合計98話にも及ぶ物語を追い続け、先日ようやく……ようやく映画館に行けました! 言うほどDESTINYは悪くない仕上がりで面白かったのでテンションはマックス。音響の良い映画館へ行き、決して安くないチケットを購入して観賞。

今回の映画は100点満点中

 先に結論から申し上げますが、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は100点満点中、100点です!

 花丸あげちゃいますよ。あげますとも、狂い咲け! 何度も涙を流すような映画だったから間違いない。続編として完成度が高すぎるし、盛り上がり方も尋常じゃない。急いで98話を見てよかったと心の底から思った。

 ではここからは感想に参りますが……





※この先は映画のネタバレを含みます。是非とも初見で見に行ってからこの先をお読みください。




冒頭6分の情報量

 潤沢な予算と製作時間を種に与えたら大輪の花どころか菩提樹が生えた。その一端を知るには十分すぎる程の作画。主役からすれば単なる雑魚に等しいウィンダムが禍々しい上。デストロイガンダムのラスボス感も素晴らしいときている。デストロイなんかDESTINY後半だと5機あってもぺろりと行けちゃうくらいの雑魚ってイメージあるけど、バカみたいにデカいミサイルと火力ドカ盛りな機体なので大量破壊兵器としては1機で十分なんですよね。こんなに恐ろしいのに物語の序盤でさっくり倒せちゃうのは主人公陣営の強さが際立ちます。

 世界平和監視機構コンパスとして日々戦い続けるキラ、シン、ルナ、アグネス。うん、いつもの4人だな! いやいや待て誰か混じっている! 誰だこの生意気な赤髪の桑島法子さんは……フレイ?(違)

 ゲルググとかギャンとか、そういえばDESTINYにもザクやグフがいたなーとか思いを馳せる。この分ならアッガイとかズゴックもいずれ出るだろうけど、今回は水中戦あるのかな? 水中ならグーンが湧いて出るだろうけど。

お辛いキラ

 キラとしては、今の世界情勢に気分が曇るのも仕方がない。全ての運命を遺伝子で決めて型にはめれば世界から戦いが消えるという『デスティニープラン』を否定したのがDESTINYの最終話。そうして選んだ今がこの有様だ。

「人の夢、人の望み、人の業。それらを滅して戦いを終わらせるのではなく、夢と望みを持ちながら戦いを消す」そんな自分の理想の道を選んで本当に良かったのか?

 早くラクスに平和をあげたいと、愛を育む時間すら戦いの準備に割いて、帰ったら「デスティニープラン提唱者」のことが自分のPCに映ってどうにもこうにもいかない。自問自答を繰り返すキラはもう心身ともに限界なのかもしれないと察するにあまりある。

 折角ラクスと屋外デートに出かけても、共通の話題が世界情勢や戦局についてばかりだ。SEED1話でプログラミングの課題に追われて忙しそうにしていた頃のキラはもうどこにもいない…。

ファウンデーション王国の謎催眠術

 そんな精神状態で誘われたのは、デスティニープランを実行して急速な発展を成し遂げたファウンデーション王国。ファウンデーションの意味を調べる以前に迎え入れる態度が色々怪しい。ニヤニヤ笑っている奴らもいるんだがおたくの上層部はどういう教育を施しているのかしら?

「お前ら笑うなっ! こいつ(キラ)は、好きな人のために、毎日過酷な戦闘介入をしているんだよ!」

 色々頑張っているキラの前でラクスがよくわからん催眠を受けてあわやNTRのピンチに!? 「やめてよね。NTR耐性無い奴に、需要があるわけないだろう」サイにした仕打ちが巡り巡って帰ってきた? インガオホー

 結局NTRはラクスの意識がしっかりしていたので発生しなかったけど、ラクスはラクスでキラに粉かけているアグネスの言葉を聞いてしまい曇る。

「自分は安全圏にいて、大切なキラを何やかんや戦場に送り続けている」自責の念が溢れ出てしまう。SEEDではフリーダムを笑顔で贈り、DESTINYではフリーダム解放時にためらっていたラクス。キラの心中を察しては毎回曇っていたのかと思うとやるせないわ。この2人は誰の手も届かない場所で穏やかな生活がしたいだけなのに。

 にしてもアグネス、キラには媚び売りに行く辺りはしっかり初期型フレイって雰囲気だしているけど声優的な因果があるのかな? ラクスを最初に曇らせたのはフレイの絶叫だったし。

闇に落ちろ

 不思議な能力を使うファウンデーション王国の側近たちにより、キラはターゲットを誤認してしまう錯乱状態に…何!? 錯乱はアスランの専売特許ではなかったのか!? 闇に落ちろでキラの頭を一杯にしたのが例の悪役しかいないの最高に笑う。と同時に、結構期間が経っても彼との問答が頭に染み付いて離れていないのは呪いの類ではあるまいか……。

 ライン越えをしてしまったキラへブラックナイトスコードの群れが襲い掛かるシーンも、メンタル激減のキラとはいえここまでボコボコに出来るのかと唖然。精神をリンクさせているとかガンダムXのカテゴリーFかな?

 ボロボロになったライジングフリーダム、最早ここまでか……と思った時

誰だお前は!?

 我々はこの機体を知っている! いや、このフォルムと、ゆらめく動きを知っている! 何で今ここでお前が出てくる、アスラン!? しかもその機体はどういうことだ!!

 しかも強い! 敵の最新鋭機相手に渡り合う技量、というかマジで何故この機体なの!!?  どどどどどういうことなんだと頭の中が混乱している中でぶちかまされる核攻撃、SEEDのお家芸! 単なるコレクションじゃないから使っちゃおうとかノリで言っちゃう終わっている世界! でもこれをファウンデーション王国に打ち込んだのブラックナイトで……自国への反逆? いや何か違うなこれ、仕込み? 因みにルナマリアの狙撃は上達しているようで安心した。

粛清☆

「よくも自国への攻撃をしてくれたな」

 お前じゃい! と言う暇もなく背格好はロリのアウラが月から出したのは、皆お馴染み全滅ビームを何処にでも撃てる最強レーザー兵器レクイエムだ! 神を気取る合法ロリから放たれる粛清のレクイエム…………

 つまりこれってェ……

C.E.70年2/14
血のバレンタインに
コーディネイターの怒りが沸き立つ日。
愚かなナチュラルどもをDNAの一片まで完全消滅させる、
一筋の光。
それが、レクイエムなのである。

 躊躇なく地上へ撃たれるレクイエム! ビーム付近にいる人間が人体発火していくのほんまエグイ描写だわ。何度ラスボス張れば気が済むんだよレクイエム!? ジェネシスとレクイエムとか殺意ありすぎて毎回恐ろしい。

実質スクライド

 ラクスは攫われて月へ。キラたちは浮沈感アークエンジェル、ライジングフリーダム、イモータルジャスティスといった主力を全て失いオーブに。そしてアグネスは何か知らんけど裏切っていた。何も出来ないもどかしさ以上に、キラは打ちひしがれていた。

 結局何も変わらない。あれだけ何度も愚かな戦争を引き起こす人類もだが、核攻撃を止めて自傷自由の名のもとに戦い続けているのに、平和な世界とは程遠い惨状が今も続いている。当の昔に戦争を忌避してオーブに引きこもっていたあの頃のキラも精神的にはギリギリで、なんとか起ち上がれたのはラクスへの思いがあったからこそだ。しかしそのラクスは、暴走していたとはいえキラへの撃墜許可を出している=裏切られた。

 拠り所もない、戦う術もない、結局何も変わらない。キラは自暴自棄になっている状況で全てを諦めて自棄になりかけ

アスランパンチ!!

 アスランが売った喧嘩、それをキラが買ったぁ! 男同士の殴り合いが始まり、主張しあって殴り合い…………いやいやまて、キラさん、さっきからアスランへの攻撃悉く回避されています! やめて下さいよ一方的すぎます!

 キラさん、ファーストブリッドです! アルター能力を使うんだ! でなければデジソウルを拳に纏うんだ!! タンカーをも殴れるぞ!

実家のような安心感

 やっぱりフリーダムはこっちだよなあ! 地下に極秘で格納されていた3機のMS。フリーダム・デスティニー・インパルス。デスティニー見た時のシンの嬉しそうな顔からの悪人顔を見ると「ワクワクしているな、小僧!」と後方腕組姿勢になる。『正義』を冠するジャスティスよりも、『運命』の方がシンにはよく似合っているよ。

 デスティニーは突破力と機動力に特化した機体で武装も高火力だが取り回しがよくない。使いこなせる奴ほぼいないピーキー仕様、だけどシンが乗るとマジで手が付けられない。

 その割に強さがイマイチ伝わりにくかったDESTINYだが、あれは後半になるほどシンの中に迷いが渦巻いてメンタルをメタメタにしていたからとしか思えない。だが、今は違う!(ギュッ)。過去を乗り越えて心技体揃ったシンなら、チューンアップしただけのデスティニーでもヤバ強に違いないのだ!

ラクスの出自

 一方、アークエンジェル組が生き残っているなど全く知らないファウンデーション王国では、ラクスが「人類を導く存在」として生まれた事、そしてその番として相応しい遺伝子を持っているのがオルフェだということがあかされたりするわけですが。

 遺伝子的相性が良いと言っても、ラクスの中には既にキラがいる。それこそ記憶改竄でもしない限りは脳に焼き付いて離れない状態だ。焼きが回ったオルフェはベッドに押し倒して服を剝ごうとするけど「心までは明け渡さない」と強い決意を示されて狼狽。ラクスには問答を仕掛けたらいけない。

ガンダム最強の総舵手

 重力下で360度バレルロールとかいうバカみたいなことを見事成し遂げる総舵手、ノイマン。とりあえず彼がいれば心配ご無用。彼の手足になる戦艦ミレニアムをゲットするイベントはまさに「舞い降りる剣(ノイマンver)」

 艦を制圧する気満々だった皆さんだったが、既にバレバレだったので誰もビビらないのマジで茶番でしかない。アークエンジェル、ドミニオン、ミネルバ、そしてミレニアム。これまでの艦はまとまりがあって綺麗なイメージですが、今回のは何だか鳥みたいな生き物っぽい造形で印象がまるで違う。

宇宙用〇〇〇〇

 待ってくれ! それは、水陸両用であって、宇宙には行けない!!! しかも何で消える!? ミラコロ!? 宇宙世紀にこんなのいたらたまったもんじゃねえわ! シャアが乗ったらジャブローで全滅しているわ!

回避!

 それをそうやって回避するとかどういうことなんだよ! あとトダカさんの教えが残っているの良いな……回避するまでもない100発100外れはオーブのお家芸!

懐かしの奴ら

 レクイエムの照準に捉えられるオーブ、その市民の中にカズイの姿がチラッと見えた。しっかり戦争とは関係のない場所で生き残っているようで何よりだカズイ。1人でいるのを見ると、「他の誰の評価とか気にせず1人でも生きていられる」場所を見つけられたのかと嬉しくなる。

 サイもカガリの近くに政治職として役目を果たしているのは胸熱だった。お前……DESTINYでは1度も姿を見せないからどうしているのか心配だったんだぞ! お前が画面に映った時、生きているって知って嬉しかった! 声があればなお完璧だったが贅沢は言うまい! ずーっと暇さえあれば本を読んでいたのってあれ知識をためて政治の世界に歩を進める伏線だったんだなって。

愛している!

 キラが誰かに「大事な人」と言うのはいつもの事だけど、ラクスに対してはようやく「愛している」と声を大にして言えた。心のどこかで、自分のような存在がラクスにその言葉を言っていいのかとか、そんな下らないことを今まで考えていたのかもしれんと思うと、キラの受難の半分はキラの内向的性格が生み出しているだけかもしれない。

旧世代コーディネイター主義者

 SEED前半で顕著だったナチュラル VS コーディネイターの構図。後半は戦争を裏から糸引く者たち(憎しみの大本)を倒すことで種族間の戦争は回避。
 DESTINYで再びその構図が浮き彫りになりかけたが、優勢に傾いたタイミングでコーディネイター & ナチュラル VS ロゴスの戦いになり、共通の敵を滅ぼしたタイミングでデスティニープランを発動しようとした所をキラたちに邪魔され計画は破綻した。

 そして本作でアウラ率いるファウンデーション王国組は、デスティニープラン・レクイエムを利用してコーディネイター至上主義を復活させようというのだ。デュランダル議長のやろうとしていたデスティニープランもロクでもないものであったし極悪非道な事もやらかしまくっていたけど、差別をするようなことはなかった。

 時代も、機体も、あらゆるものが進んでいるのに価値観が旧式のまま止まっている。それに同調する勢力もザフトにはいて反乱を起こしもした。人はそう簡単に変わらない……。

運命の申し子

 デスティニープラン。それは遺伝子の持つ先天的才能を見抜き、好む好まざるを抜きに才能を適材適所に配置することで承認欲求を満たし、人の夢・欲望(望み)・業を引き起こさないシステム。際限ない人間の欲に最初から蓋をすることで、争い事をする衝突・気力を回避する=戦争をする切欠すら与えない、いわば人間の生き方すらも管理・統制するディストピア化待ったなしのシステムである。

 当然反発必至で、作中ではフリーダムを駆るキラ達によりこのシステムが世界中に散る事だけは回避された。しかし、核ミサイルと大量破壊兵器に溢れすぎた人心荒廃の時代において「取り敢えず人間という種の存続を図る」だけが目的であるなら一考の余地のある施策だと私は思う。

 そんなデスティニープランを推進するにあたり選ばれたのが、ラクスと同じ声を持ち一定のカリスマ性も併せ持ったミーア・キャンベル。そして比類なき戦闘能力と「戦争を終わらせる」願いのため議長に従うシン・アスカ。彼は家族との死別、守りたかった者との死別、信じた道が破滅への一路だと知って尚進むしかなかった等、あまりにも過酷な運命に導かれてきた。それでも、心を壊さずに生き残った少年だ。

 彼の胸にある思いは「自由」「正義」とは無縁。運命に導かれ、運命に抗い、運命に望みを砕かれ、運命を乗り越えた。人生を「運命」と共に歩んできた。

 デスティニーガンダムに乗るのに相応しい作中の人間は、シンをおいて他にないだろう。そんな彼が、遂に手に入れた愛機を駆り、歪んだデスティニープランを提唱する自称上位種に対して引導を渡しに行く。これ程胸がスカッとする展開もそうないでしょう! デスティニー出撃は熱くなりすぎた。

シンの心のヤバい奴

 ブラックナイトスコード4機がかりで旧式のデスティニー1機を倒しにかかるも、得意の読心術は種割れにより通用せず。ヤバいと察した4人は心をリンクさせた状態で「闇に落ちろシン・アスカ!」とキラをも錯乱させたあの技を使った。

 しかし、彼の中にある闇を噴出させることは、松明を握りながら油田を掘削することに等しい危険な行為であることを彼らは知らなかった。

 かつて愛した存在が彼の心に土足で踏み入ることを良しとしない。昨日をくれた人に明日を与えるために、共にい続けてくれる。超絶エモい展開に涙があふれて

「ガオーぉおおおお!」

 シン・ステラー0.20

 な、なにぃいい!? こ、これは……、今まで流していた涙は!? 感動した方が良いんだよねこのシーン!? でも感動する絵面じゃない! ど、どおすればいいんだ!? こんな時、どういう表情をすればいいかわからないの! というわけで笑っていたよ私は! 笑いながら泣いているよ! この映画は感情の起伏に優しくない!

質量のある分身!

 死者との交信とか謎のニュータイプ次元とかシンだけ宇宙世紀なことやっているなあと思っていたら「分身っていうのはこうやるんだああ!!」と、F91でしか見た事のない超分身! だから何で君のやることなす事宇宙世紀なんだよシン・アスカ! 議長、この超分身も計算で!? ……あ、そんな機能なかったですよね、すみません。

 分身した数が数だけに「これもミラコロのちょっとした応用」とか言い出すかと思ったけど、そもそもデスティニーにミラコロはないよ! 謎の不思議能力はどこで手に入れたんだろうかなあ……(スパロボUXを見ながら)

貯め込みすぎる性格

 その点アスランはすげえよな! 最後まで面白さたっぷりだもん!

「ばっ、バカ野郎! なんでそうなる! 何で大観衆が見るスクリーンで私のあんな姿が」
「あいつらは心を読むんだ! だったらこういう妄想をぶつけるしかないじゃないか!」
「妄想をしたからため込んで、また悶々としたら妄想して……それで最後はキング〇イナー張りの告白でもするのかよ!?」

舞い降りる花嫁

 1億点。100点満点なんてせせこましい事は言わない。ここだけ、ここだけ1億点だ。私はリアルタイムでSEEDを見ていなかったから、舞い降りる剣を見たのも天空のキラを見たのだってつい最近の事だ。仮にあの時、リアルタイムで見ていたならば、今回のシーン同等の感動に打ち震えていたのかもしれない。私の知らなかったリアルタイムの衝撃が、今ここに現出したような完璧すぎる演出。

 それまで苦戦に次ぐ苦戦で「もはやここまでか」と諦めかけた時に現れたキラの花嫁。あまりにも眩い後光、やりすぎとも取れる演出、しかし悔しい事に「カッコいい」。光の正体とかもはやどうでもよくなるくらい、カッコいい。カッコいいに、理由などいらない。

結婚式場

 新郎新婦の入場です。雷も出ます。入刀します。構えます。カッコいいです。どうあがいても希望。絶対に強いです。絶対に負けません。ビームもすっぱりです。愛は全てです。愛が勝敗を分けました。意外と近くに、貴方を想う人はいます。

「絶対無敵な俺のフリーダムが帰ってきた!!」なんて思いもあって声をあげちゃいますわ……

EⅮで号泣

「あんなに一緒だったのに」「君の姿は僕に似ている」私の心の琴線に触れる唯一無二の歌を世に放ち続けたSee-Saw。ガンダムを知らなくてもこの歌はよく知っている。アスランとのすれ違い、バルドフェルドとの決着回などで流れる時に感じた戦争への悲壮さ。或いはミーアとのやりとり、これからの世界の在りようをどうするか等の問いかけと心をぶっ刺しにかかる歌。

 公式のMVを見て泣いて。何度も聴き続けて、劇場では流石に歌を堪能できる余地があると思っていたのに、流れた瞬間滂沱。

「去り際のロマンティクス」

 何事かを成すために生れ出た命。名も知らぬ幾億人に必要とされる命がお互いに、何者でもないアナタを愛しているんだと、愛を交わして何処かへと旅立つ歌。

 MVにはただ、キラとラクスの馴れ初めしか映っていない。

 個人的には「フリーダムが飛び立つ場面」「ストフリのドラグーン」「ミーアとの最期のやり取り」で泣く。とにかく綺麗な歌なんだ……グランドフィナーレって言葉がよく似合う。ぶっちゃけまだまだ続けられる要素あるけど、これで終わりでも問題ないくらい完璧な幕引きだった。

終わりに

 ふらふらになって映画館から出た。放心状態。98話を見て、そこから直にこの映画を見て。万感の思いが成就した……SEED……人生に爪痕を残すアニメだった。

 まだ見てない方、皆も見ましょう……いいぞ……繊細な心のやり取りや、戦争の悲惨さ、MSのカッコよさ、全部そろっているぞ。

 そしてこの記事を書き終えることで私もようやく、SEEDから少し離れることが出来る。色々書きたい感想もあるから、取り返さねばね!

 それではこれにて筆を置きます。読了ありがとうございました!

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サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。