実家の掛け布団は、ダサい柄じゃないとダメなのだ
先日、ひさしぶりに実家へ帰った。
夕食をとり、高齢のネコとあそび、風呂に入る。さて寝るかと、かつての自室に足をふみいれた。
するとそこに、ダサい柄の掛け布団がセットされていた。謎の花柄に、謎のピンク色。一から十までダサい布団である。
「ああ、コレだよコレ」
私はボソリとつぶやいた。
ダサい柄の布団にもぐり、すぐに寝息を立てはじめる。ふだんは寝つきの悪い私も、ダサい柄の布団であれば5分で眠りに落ちることが可能だ。
翌朝、カラダがエネルギーに満ちているのを