MAX とLogicを MIDI 連携させる一例
MAX と一番相性の良い DAW は Live なのかなと思いますが、僕はLiveを使ったことがありません。以前 Tidal Cycles と連携を取ろうとした際は、結果的にレイヤー数に応じて 仮想ポートを作成するというゴリ押しになってしまい、またその方法では、MIDIデータの記録ができないという、致命傷もありましたので改めて、調べ直してみました。
先に結論として、このページの目的は、[ from MAX 1 ] というポート1つを使用し、その中のチャンネルを指定することによって、複数の音源に対するMIDIデータの振り分け、またトラックごとのデータの記録を目標にします。
また、僕はエンバイロメントに関して詳しくないです。、他により効果的なセットアップがあると思います。予めご了承ください。それでも、しっかり動作します。
今回は以下の動画を参考にしました。3分ほどで簡潔にまとめられてましたので、一度ご覧ください。
1 - プロジェクト設定 -
まず、File > Project Setting > Recording ... を選択し、「Auto demix by channel if multitrack recording」にチェックマークを入れます。(デフォルトでは、オフになっています。)
これで、複数のチャンネルにまたがって録音される際、そのデータがトラックごとに分散されるようになります。
2 - MIDI エンバイロメントの設定 -
ツールバーの、Window > Open MIDI Environment または、「⌘ 0 」でエンバイロメントを表示して、設定を行なっていきます。
ウィンドウ左上の「Layer」メニューから、Click Port を表示します。
そして、Physical Input と Sequencer Input 以外全てのオブジェクト、結線を削除して、準備完了です。
まず、New から Channel Splitter を作成し、Physical Input の「 from Max 1 と結線します。(このアウトレットが本当に見えにくい)
次に、New から Transformer を作成して、Channel Splitter の Ch 1 と結線します。
(Transformer) をダブルクリックして詳細を表示。 Channel の下にある 「Thru」 のところを「Fix」に変更して、その下を「 1 」にします。
僕は、技術的に詳細がわかりませんので、設定項目を淡々と書いておりますが、なんとなくどのようなことを設定しているかがわかると思います。
最後に transformer から sequencer output に結線して1セットが完了。
そうです、これワンセットとして16回同じところをしてください。
Ch 2 と結線されるTransformer オブジェクトには、Fix の値を「2」という感じで、16ch 分作成すると以下のようになります。
見やすいように transformer の名称をチャンネル番号にしてみました。これで設定が完了です。あとはトラックが録音可能であることを確認して、全ての準備が整いました。
実際にnoteout オブジェクトに使用したいチャンネル番号を入力して、動作を確認してみましょう。