職業訓練生の1週間の流れ



こんにちは。

投稿に間が空いてしまいましたが、不定期的に更新していこうと考えています。もし質問や知りたいことがあれば、コメントにて受け付けています。できる限りお答えできるよう努めます。


今回は、僕の経験を通しての、職業訓練生のある1週間の流れについてご説明できればと思います。

僕は現在、昨年9月より義肢装具士の職業訓練をしています。以前ほかの投稿でご説明した様に、どの職業訓練を選ぶかによって職業訓練の内容及び進行は変わってきますので、ある一例として捉えていただければと思います。


僕の行なっている職業訓練は、労働時間法(Arbeitszeitgesetz)により1日8時間までの勤務時間が定められており、それ以上働くことは職業訓練生(略称Azubi)には法律下に於いて禁止されています。 また1週間の中で40時間を超える勤務も禁止とされています。

勤務時間が6時間を超える場合、1時間の休憩が与えられ、僕の職場での場合はその1時間を個人の意思で自由に決めることができ、基本的には10〜11時の間で朝食を軽く摂り、14〜15時の間に昼食を摂るようにしています。

職場への出勤日は月曜日から水曜日までで、木曜日は学校登校日で週に一度職業学校(Berufschule)に通い、ここでは理論を学びます。 2週間に一度、金曜日も学校に通う日があるので、学校のHPのスケジュールを確認します。 もし学校登校日でなければ、職場に通う形になります。


勤務時間は8時〜17時です。 手工業を生業とする(家具職人やパン職人)の企業の多くは、もっと早い時間からスタートすることもあり、中には6時、7時から始業するところもあるそうです。

基本的に職場での僕の課題は、職人のお手伝いか、自身に課せられた装具の製作です。職人のお手伝いとは、患者の合意の元診察に立ち会い、採寸が必要な場合であれば記入を担当したり、診察室の準備などをする事です。

職業訓練生は、ひとりの患者を担当することはできませんが、職人の監督の下製作に携わるこができ、製作を通して経験を積んでいきます。
製作過程については、また別の投稿で紹介できればと考えています。


だいたい1週間に1〜数回患者の面会に立ち会う機会があり、その他は製作をしています。 立ち仕事が殆どで、自分の作業台はありますが椅子はありません。 なので1時間の休憩時間を自分のペースで取れるのは嬉しいです。

学校登校日も始業は8時からで、1コマ90分×4+計1時間の休憩で終業が15時半になります。 学校登校日は、特別な理由を除いて15時半より早く終わることはありませんが、担当先生の病欠による不在の場合、一コマ分早く終わることもあります。 前もった担当先生の都合上午前までの授業の場合は、学校後職場に向かわなくてはなりません。

学校では主にLernfeldと呼ばれる目録と、社会科、英語が職業訓練内の3年間で学ばなくてはならない科目があります。 Lernfeldについては、また別の記事で紹介したいと思います。

余談ですが再来週から、休暇を利用して日本に帰国します。 約一年ぶりの帰国で、非常にワクワクしています。 こうして今ドイツで暮らしているのも、家族や友人、応援してくれる知人の支え合ってのこと。 なかなか帰国できないので、その際は感謝の気持ちを伝えられればと思っています。

長くなりましたが、今回はこのへんで。

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