Lernfeld (1)


こんにちは。このページに足を運んでくれてありがとうございます。今年は新型ウイルスが流行り、昨年までと違った夏を過ごした方が殆どではないでしょうか。 それでも健康第一に皆さん過ごされることを祈っています。


さて、今回ですが、以前投稿した『職業学校の1日』で軽くご紹介したLernfeld(LF)について紹介したいと思います。

その記事では、職業訓練へ行く日、受ける科目、様子などについて軽く紹介しています。もし興味のある方はそちらも目を通していただけると嬉しいです。

LFについてお話しする前に、重ねて注意ではありますが、職業訓練は職種、受ける地域、または年度によって違いがあることを了承した上で、読んでいただけると助かります。個人的な質問については、コメントをご利用ください。



LF1 ~Beruf u. Betrieb repräsentieren~

僕の行う義肢装具士のための職業訓練に基づき行われる理論的な分野では、職業学校と呼ばれる学校に通い、週に1.2回授業を受けます。LFは合計で11個あり、これら全てを職業訓練修了までの間に学ばなくてはなりません。 LFとはLernfeld(Lernen:学ぶ Feld:分野)の略です。LF1は1番はじめに受けた科目でした。

理論的な分野って何ぞやと疑問に持った方がいたら、『職業訓練とは(1)』に詳細がありますのでそちらをご覧ください。

LF1では、主に筋肉、骨を基礎とした解剖学を学びました。解剖学とは主に人間の身体の働き、仕組みについて知ることです。基礎的な身体の働きは勿論、ラテン語による名称について学びました。ラテン語は現場でも非常によく使用され(同僚同士の会話であったり、製品の名前の元となっていたりなど)ドイツ語とセットで覚えておくのは難ですが効果的です。

後から知ったことでしたが、ドイツのギムナジウム教育、あるいはそれに準じた教育を修了するクラスメートの大半は、こうした生物学的科目を既に身につけている者が多く、LF1はそうした異なる教育を受けてきた生徒たちの知識を、再統合させるためのものであったと考えています。 


授業は90分1コマで木曜は2コマ、第2第4週目の金曜は3コマ行われ、その内大抵はテキストが配られ、読む時間を与えられ、理解した上で解答するという流れです。

学校には黒板がありますが、基本的には先生があらかじめ用意した教材がスライドに写され、解答の答え合わせを行います。

学校に通う日は前述したように、決まった曜日で限られている為、よくグループワークを行います。 そこでは各班別のプリントが配られ、それについて読み、あるいはパソコンで調べ、次のコマあるいは翌週にプレゼンを行うといった流れです。そうしてLF内の範囲を先生の手または生徒自らの手で進めていきます。

振り返れば、LF1はその後控えるLFに比べれば本当に楽だったなと思います‥(笑)
次回はLF2について紹介できればと思います。

またはこんな話が聞きたいなどありましたら尽力しますので、コメントなど頂ければ幸いです。

それではまた。


#tokiohauptstadt #職業訓練 #Ausbildung #義肢装具士 #PO #ドイツ留学

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