職業訓練とは(1)


こんにちは。このページに足を運んでくれてありがとうございます。


今回の記事では、僕が今ドイツで受けている、職業訓練について説明したいと思っています。

※あらかじめ注意書きをさせて頂きたいのですが、職業訓練制度には地域差や受ける訓練内容によって違いがあると思うので、あくまで僕の受けている訓練制度について説明させてください。


まずはじめに、職業訓練(しょくぎょうくんれん)と聞いてなんとなく、職業を訓練すること?って想像のついた方、正解です。正確には、職業訓練制度と言います。

ドイツ語では職業訓練制度のことを『das duale Berufsausbildungssystem』と言います。これは正式名称なので、多くはその真ん中の言葉を抜き取って、『Ausbildung(アウスビルドゥング、またはデュアルシステム)』と呼んでいます。

ちなみにAusbildungという言葉は、ドイツ語の動詞(〜を教育(訓練)する、育成する{aus|bilden})という言葉から成り立っています。
前述のdas duale Berufsausbildungの意味は、直訳で『2つの職業訓練』と言い、それについて説明したいと思います。

ドイツにおける職業訓練制度(以下職業訓練)は、企業(Betrieb)と職業学校(Berufsschule)の2つの場での訓練が並行して行われることを指します。故に、『2つの職業訓練』と言います。
要は、この職業訓練内で企業側から“実践的な訓練”を受け、職業学校では“理論的な知識”を身につけます。職業訓練は多くの場合2年半〜3年かかります。

私たち職業訓練生は週40時間以上の勤務が法律で禁止されています。就業時間は朝8:00から夕方17:00まで(休憩1時間)が基本となっています。これが職場に通う日のスケジュールで、学校登校日が毎週木曜日朝8:00から15:00まで(休憩1時間)と、2週間に一度金曜日にも登校日があります。

上記のスケジュールを見ると、学校に通う日が比較的少ないことがわかりますね。僕が受けている職業訓練は、手工業の分野なので実践的な訓練の割合が、多く当てられています。

この週スケジュールは、どんな種類の職業訓練を受けているか、によって異なっていきます。(例:週決まった日に通う、学校登校日ではなく、数週間や数ヶ月といった学校期間であったり、職場ではなく、実習という形で実践的な訓練を行う職業訓練もあるそうです)

少し長くなってしまったので、ここで一度終えたいと思います。また次の記事で会いましょう。

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