器用貧乏はストレスが溜まる

 器用貧乏の特徴を考えてみると、色々なことが出来るし色々なことができるからこそ柔軟な対応ができる。そして、頼まれたらあまり断らない。こんな人が当てはまる。

 私は高校で情報関係を学び、大学では会計を中心に経営学的なものを学んだ。こんなこともあって他の同僚と同じように営業担当をもっていながら部内経理や部内で使用するシステム担当的な扱いをされてしまっている。
 また、頼まれたらあまり断るタイプではないので他の同僚のフォローをしていくうちに部内のある程度の仕事や問い合わせには対応できるようになってしまった。完全に器用貧乏の特徴に当てはまってしまっている。

 今回この記事を書こうと思ったのはこの器用貧乏であるが故にストレスを感じてしまい、精神的には大丈夫だろうと思っていたけど身体に異変が起きてしまったので書くことで浄化しようと思ったからある。

 器用貧乏はなんでもできるが故に色んなことを頼まれてしまい、仕事が多くなっていく。お客さんに迷惑をかけるわけにはいかないから他の同僚の取引先から問い合わせがあったりするとフォローしたりするのだが、このフォローという仕事が性質上厄介なのである。この仕事は自分の仕事ではなくフォローだから他の同僚に振ることもできない。そして、いろんなフォローをしていくと他のお客さんから同じような問い合わせが来た時に担当の人よりも迅速に対応できてしまい、お客さんから直接私宛に問い合わせがくるようになる。ただ、それは正式に割り当てられた仕事ではないのでそこまで評価されない。
 個人的にはお客さんのために同僚のフォローをしてあげているだけなので正直私にとって何もメリットがないが、フォローされた方は仕事が減り通常より多くの仕事の処理できたように見える。このようなループが増えていくのだ。

 さらに言ってしまうと、このフォローと自分の仕事を順番に処理を行っていっても時間がかかってしまい問い合わせの督促の電話が掛かってきたり、そして社内で処理しなければならないものを遅れてしまい上司から怒られてしまう。もちろんこの辺も上手く出来る人もいるとは思うが、私はそんな器用な人間でもない。

 よく器用貧乏は損をするというが、仕事でそんなことを実感する器用貧乏の人って多いのではないかと思う。ただ、そんな損の役回りをしている器用貧乏の人がいることによって組織としてスムーズに回っている部分もあるもはずだ。言い方は悪いかもしれないが、器用貧乏という人材は組織の歯車ではあるが要の歯車になっている人財ではないかと信じている。ただ、このようにポジティブに考えても損な役回りは変わらないのだが・・・。

#私の仕事

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