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会社は路線バスかもしれない


一つの会社に長く勤めて感じることは、路線バスみたいだなぁと。バスは会社で、乗客は僕。自由に進路を選べない代わりに、決められた道をだいたい安全に走っていく。
車窓を僕は眺めながら、もっと違うバスや場所に行きたいと思ったり、ここが心地よいと感じたりする。
時々ピンポンと音がなり、誰かが乗り込んで来て、自分は降りるのかを考えたりする。
バスは、ゆらゆらと進み、車窓もゆっくりと変化する。
乗ってる僕は、終着点をいつしか忘れている。
ハッと気づいた時には、バスは終着点に止まり、ここから全員降りろと言われる。
真っ暗な闇の中に、
帰る場所や次に乗るバスがある人もいる。
僕はただポツンとそこに立って、闇の中を見つめ続ける。

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