見出し画像

歯医者と日記

4月22日。
午前中、ボランティア。
基本的にいつも、自分の部屋で寝て起きて1人で仕事をするので、朝から外に出て人に会うと、それだけで「今日の私、輝いてるなあ」みたいな気持ちになる。ハードル低いな〜。

午後、歯医者。
私が通っている歯医者は、診察室に先生の好きなミュージシャンのポスターがあったり先生の思い出フォトが飾られたりしている。
ここまで診察と関係なく趣味のものを飾っている病院をあまり見た事がないので行くたびに面白いなと思ってしまう。

一般的には、患者さんが好きそうなもの…というか比較的誰が見ても気にならない、花の写真やかわいい猫ちゃんのポスターとかがあるけど、ここに飾ってあるものは、明らかに先生の好みが優先されているのだ。

口を開けて歯石を削られながら、ぼんやり眺める。しかしチュイ〜〜ンという音の中で気付いたのだ。
そう、ここは歯医者。
口という超デリケートな場所にドリルを当てたり歯を削るのに先生がイライラしていたらやばすぎる!
先生がなるべくごきげんであることは重要、それが患者の安心にもつながる…つまり、ロックアーティストの大きなポスターも私たちのため…。
きっとそれだわ。ありがとうございました。今後も良いメロディを紡いで下さい。

その後、家に帰ったら確実に寝る予感がしたので喫茶店で漫画を進める。
隣の席に、大学生くらいの女の子数人。それとなくこちらに目線を向けつつ、小声で話している。
「絶対まんが描いてるよね」
「わかる!私もそう思った」

聞こえないように気をつけてるの、全部聞こえてるよ!バレないように斜めから見てるのも,全部わかってるよ〜〜〜!!!

全力でフリーペーパー発行などの活動費にさせていただきます!よろしければ、ぜひサポートをお願いします。