見失いたくない

しっかり机に向かうも、「集中しなくては…」と思っている“だけ”で終わったような日だった。
やっぱり新しい仕事環境だとなかなか集中できないな、と思うけど、引っ越しと関係なく集中力はないので「環境が変わると…」は言い訳である気もするな…。

「しっかりしないと、ちゃんとやらないと…という気持ちに負けて作業ができない」と夫に言ったら「そういうのあるよねえ」と言われて面食らう。てっきり「何言ってんのー？」と笑われるかと思った。

前作「解離性障害のちぐはぐな日々」はおかげさまでとても好評で、いろんな方の役に立てたとは思うんだけど、やっぱり「それ以上に良いものを作らねば」って思ってしまうんだよな。
良いものを作りたくなるのは良い事だと思うけど、それに負けて動けなくなっては本末転倒だ。
実際、描きながら絵や話を盛りたくなってしまう瞬間もあり、その度に「それは必要な“盛り”か？必要だとしたら、なぜ？」と自問自答しながらやっている。
私ですらこんな気持ちなのだから、大ヒットを生んだ人というのは皆、すごいプレッシャーなのだろうな…。

部屋の広さが変わったので、日々、ものを減らしている。捨てたり、人に譲ったり。昨日切った髪が軽い。必要なものだけ持ちたい。
そういう時期なんだと思う。

---

今日の絵。大事なものを拾い上げること。