空想出勤
先日の日記…。月に一度の通院日。
ここに何度も書いていますが、通っている病院はうちからだいぶ遠くにあります。今そこまで調子が悪くもないので、もう通院やめようかなと行くたびに思うんですが「やはり薬はいるし話もした方がいいか…」と思って通っています。
しかしそんな中、1人で楽しんでいるのが、オフィス街のビジネスマンになる妄想です。
病院は都市部にあるので、朝の通勤時間くらいに電車に乗ります。
朝の通勤電車、オフィス街のランチタイム、スーツ姿で高層ビルの中を颯爽と闊歩する人…。どれも基本的に私の普段の生活に登場しないものばかり。
そこで「もし私が彼らのようなビジネスマンだったら…」などと空想するのです。
ピシッとしたスーツを着て、テキパキと取引先とのやりとりをこなし、休憩時間はコーヒーショップで会社の人と少し談笑…もちろん使ってるのはMacですよ。でも、ここではスマホもMacも出しません。出来るビジネスマンはON/OFFがはっきりしてますから…。
そうすると徐々にうっとりしてきて「ああ、かっこいいなあ。私もどこかで道を変えていたら、こんなビジネスマンになる未来があったのかな?」と考え始めます。細身のスーツを着ますよ。ええ、尖った革靴も履きましょう。で、どんな話をするかな?会社の人と、雑談…。
私の妄想は大体ここで終わります。雑談が出来ないからです。
上司なら適度に気を遣い、同僚だと言っても友達ではないから、近すぎず離れすぎず。休憩中に仕事の話じゃアレだし、何を話したらいいんだろう。休まらない。休憩くらい一人になりたい。でも言ったら感じ悪いかな…。
え、喫茶店ですか?あ、ああ、い、行きますう。(こんな緊張してたら味なんかわからないし、ああ、適当にブレンドでいいや。うそっ、値上がりしてる!こんな息が詰まりそうな関係性の中で、たいして望んでいないコーヒーに、500円か〜…)
私は、単発で数時間人に会うなら良いんですが「(物理的な距離が)近い中で、数時間会うのを連日繰り返す」というのが苦手なのです。
想像しただけで…胃が…。
とはいえ、ビジネスマンへの憧れはかなり強烈です。ドトールでコーヒーを手にしながら「ああ、ここにいるスーツの皆さんは皆、自分の暮らしを守って働いているのだな、すごいな」と勝手にしみじみした後「みんな頑張っているのだ、私は私の仕事を粛々とやり、生活を守っていこう…」と自己完結して帰路に着くのでした。
しかしこういう、手の届かない時間についての憧れや執着を捨てたら、精神科の世話になる頻度がもう少し減らせるような気がしてきました。まあ、それは…。
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