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急がず足元を見よ

ここ数日のダイジェストです。

住所の話
ゾンビ道場の発送準備をする。
無意味な夜更かしが多いんだけど、この日は「やることをやって早寝出来る私」にうっとり…。しかし、自分で作った「住所変更のお知らせ」を改めて手に取ってびっくり。前の住所と今の住所が混在した“謎の住所”が書いてあったのだ。
なぜもっと早く確認しなかったんだろう!

泣きそうになりながら、それぞれの封筒を丁寧に開けて、書き直したり入れ直したりして、結局いつも通りの夜更かしとなる。

翌朝、このことを「恥ずかしいミスをした、失礼な手紙になってしまった」と夫に嘆いたら「大丈夫だよ。君はいかにもそういうミスが多そうだから。ゾンビ道場読んでる人は、みんなわかってると思うよ」と言われ、つい「だったら良いけど…」と返す。
いや、別に“良く”はないだろう!

郵送の方、すみません。修正ペンで塗り塗りした手紙が届きます!

レコードの話
予約していたコーネリアスのレコードが届く。
情報が公開されたときは「え!CDだったらいいのに…」と思ったけど、いざこうして買ってみるとレコードって、他の媒体とは音楽との向き合い方が違うものなんだな。

大きな盤にそっと針を落とすのは、音楽に対して「これから聴かせていただきますね」と一礼をするような感じ。最初の音が始まるまで、息を飲む。たった数秒だけ。

心地良い憂いを帯びつつ、キラキラ…ではなく“ほんのり”と明るい作品だった。その微妙な温度感に、色々なことが頭をよぎり、ウルっとする。聞き終えてもしばらく余韻でぼんやり、結局また夜更かしとなってしまった。

これだから、まったく!音楽というのは!!!!
いいな。


難しい話
「まあ、難しいですね」といつも言っている知人がいる。
複雑なこと、時に他人からは鼻で笑われるような、しかし非常に意味のあることに取り組んでいる人だ。その人のSNSを見ているといつも「ああ、こういう人のことを『知性がある』と言うんだろうなあ」と感じる。

“わからなさ”を、インスタントにわかりやすくするのではなく、不確定な形のまま持つこと。あるいは持てないと気づくこと。それを外に向けて発信していくこと。それはとても勇気が必要な生き方だと思う。
悩みながら生きる人は、強い。傍若無人に駆け抜ければ早いけど、いちいち周りと足元に悩みながら歩く方が遠くへ行ける。きっと。

その人のテキストを見、我が身を顧みて、ちょっと恥ずかしいなと思う。自己を律せよ!そして夜更かしを…やめよ…。


今日の絵

冬だよ

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