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VR元年から6年。今年がいかに世界中でVRゲームが盛り上がっているか君は知っているか?

少し久しぶりにnoteを書いています。

「いかに2022年、つまり今年が世界中でVRゲームが盛り上がっているか」をどうしても伝えたくて

これはnoteにしないといけない!!!!!!!!!!!!!!!!!!

と思ったからです。

ちなみに直近であれば3年ぶりに大規模リアル開催での東京ゲームショウがありました

その場で実は結構センセーショナルだったのは、

海浜幕張駅を降りた瞬間いきなりMeta Quest2の広告

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そして少し歩いて幕張メッセの目の前では、MetaQuestの競合であるVRヘッドセットPICOの広告と、

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と、まさに東京ゲームショウのメインどころの広告がすべてVR企業によって占領されていたのです。

さらには、実際の東京ゲームショウのメインホールではMetaの巨大ブースがあり連日150分待ちもざらであり、

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その横では、競合のPICOブースが巨大に構えており、

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さらには僕らの会社MyDearestで制作しているディスクロニアというVRゲームのブースがSEGAやバンダイナムコの間の超メインの場所にあったり、

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 僕らMyDearestという会社は3年前のコロナ前の東京ゲームショウ以来の出展であり、その時はVR系のブースは別の建物で固められおり、メインブースからはかなり距離もあり、まだまだ傍流だと東京ゲームショウ側から思われているのか・・・・!と悔しく思っていました。

ところが、そこから3年でまさかの2022年の東京ゲームショウはVRこそがメインの新しいテーマだったのです。

昨年に続いて東京ゲームショウVRも開催されて、こちらも動員数が昨年からさらに増加して話題になど、まさに2022年はVRがメインとなった東京ゲームショウでした。

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これはVR元年と言われた2016年にMyDearestという会社を創業して、そこから「VRはなかなか盛り上がらないね」と言われ続けた身としては本当に衝撃でした。

日本でもこのような東京ゲームショウ2022がメインテーマにVRを据えている中、それでも「日本でVRゲームが盛り上がっている実感がまだしない!」という声は間違いなく聞こえてきて、これはある程度事実ではあると思います。

日本ではVRゲームは盛り上がり始めているところでまだ黎明期は抜けきっていません。

しかし、僕が最初に書いたのは「いかに2022年、つまり今年が世界中でVRゲームが盛り上がっているか」という文章です。

「世界中」と書いているのが味噌であり、日本はVRゲームは盛り上がりがどんどん強くはなっているもののまだ黎明期ですが、アメリカを中心に世界中で見た時に実はヒットタイトルなども沢山できており、実はすでに黎明期は抜けだしており非常に盛り上がっているということをお伝えしたいのがこのnoteの趣旨なのです。

まずわかりやすく、VRゲームのハードの台数でいうと

今年2022年の6月にMetaのQuest2が1500万台ほど売れたことが情報として発表されました。

この時点PS5が1900万台の出荷台数、Xbox Series X & Sは合計で1,400万台程度と推測されており、

これはQuest2が次世代のコンソールハードウェアとして完全に機能し始めているという証拠と言える定量情報です。

みなさま冷静に考えていたただきたいのですが、これは実はとてつもなく大事な数字的な情報です。

「実はMetaのQuest2は1500万台程度、つまりPS5やXbox Series X & Sと同規模で売れている。つまりアメリカ中心に世界ではVRゲームは次世代のコンシューマーゲーム市場と同じように認識され始めている」

これはOculus RiftやPSVR、HTC Viveといった様々な一般コンシューマー向けのVRヘッドセットが販売開始され、VR元年と言われた2016年の状況からは全く想像しえないほどの市場としての成長なのです。

2016年に声高に叫ばれた「VR元年はやってこず」2017年はVRの冬のように感じられながら、毎年「ここ数年で一番のVR元年」などボジョレーヌーボーのごとく言われていたのがVRゲームの市場でした。

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しかし2020年10月のスタンドアロンVRヘッドセットQuest2の発売はその状況を一気に変えてしまいした。

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上の図はQuestストアにおけるコンテンツの累計売上を表しているものであり、2020年10月の時点、つまりQuest2が販売してからコンテンツの売上が爆増し、2022年のはじめには累計で1000億円以上のコンテンツ売上を達成しています。現在2022年10月時点ではこれよりはるかに上の数字になっていることは明白でしょう。

そしてハードウェアだけでなく、結局VRゲームにおいてどのようなソフトが出ているか、ということが最も重要です。

2022年ではないですが、現在2022年のVRゲーム市場大躍進の一つのきっかけとなったソフトはやはりQuest2で独占タイトルとなった


2021年10月発売のバイオハザード4VRです。


このバイオハザード4VRをきっかけに日本でも世界でも沢山の人がQuest2を買うきっかけとなり、一段とVRゲームの普及がすすみ、2022年のVRゲーム大躍進につながります。

それではここから2022年おいてどのような話題VRゲームがリリースされたのか書いていきます。

普段VRゲームに触れられない方は知らないタイトルも多いと思いますが、このようなタイトルがVRゲームにおいて大ヒットしている、ということはご認識いただけるきっかけとなると大変うれしいです。

本当はもっと沢山あるのですが一部だけ抜粋させてください。

2022年1月 VR MMO RPG「Zenith」

2022年といえばあのソードアート・オンラインの作中で、まさにVRMMORPGソードアート・オンラインのβ版が始まった年です。

そしてまさか現実でもVRMMORPGが出るとは!!!!!!!

ということで2022年の年初にとんでもないくらいの盛り上がりを見せたのがVR MMO RPG「Zenith」なのです!!!!!

2022年4月 「Moss: Book II」

Moss: BookⅡはシリーズ1作目がVR専用タイトルにもかかわらず100万本を突破した超ヒットタイトルの続編です!
一人称視点のVRゲームばかりの中、三人称視点で可愛いネズミを操作していくアクションアドベンチャーゲームです!

VRゲームに苦手意識を持っている全ての人にまずはプレイしてほしい神ゲーです!!!!!!!

2022年8月 「Red Matter2」

「これはそもそも現実なのでは?なんでこんな綺麗なグラフィックがモバイルハードであるQuest2で出るんだ??」

と驚天動地の美麗グラフィックをQuest2で実現している動画が上に貼っているRed Matter2のものです!!!!!!

「VRゲームはグラフィックが・・・・」と思っている人は、Red Matter2をプレイしてみると、その認識が根底からゆらいでしまうほどとんでも美麗グラフィックのパズル要素多めのSFアドベンチャーゲームです!

2022年9月 「BONELAB」

そしてここ最近で一番のセンセーションを巻き起こしたのがこのタイトル「BONELAB」!!!!!9月末に発売したばかりです!!!!!

なんとQuestストアのみで24時間以内で売上を10万本記録した、と言われており、このままいくと100万本を超える作品になる可能性は非常に高いのでは?と思っています。

前作「BONEWORKS」がPCVR専用ゲームとしてSteamでリリースされており、カルト的な人気を博していました。

とにもかくにもVR空間での物理シミュレーションに狂気的なまでにこだわっており、「なんでもモバイルハードのQuest2でこんなに凄い物理シミュレーションができるんだ???」と世界を騒然とさせています。

まさにアメリカの人が思う最高のVRゲーム、というものを体現したものであり、多くの日本の人が考えるVRゲーム像とは違いがあり、いろんな意味で価値観をひっくり返してくれるようなタイトルなので是非プレイをおすすめします!

2022年年末?「Among Us VR」

そしてまだ未リリースですが、おそらく今年最大級の人気VRゲームとなるであろうが、皆様ご存じAmong UsをVR化したこのタイトル!いつリリースかは判明していませんが、Metaは年末商戦の鍵となるタイトルがほしいはずなので、おそらく年末商戦の時期にリリースされるのではと推測しています!!!!

世界を席巻した宇宙人狼がVRゲームとして再び世界中を席巻するのか!?

大注目です!!!!!


そしてもちろん日本の会社からも沢山のVRゲームが登場しています。


2022年3月「オノゴロ物語」

「どこでもいっしょ」の髙橋宏典氏が代表取締役をつとめる、あまた社のタイトル!2019年に発売されたラストスラビリンスから一貫して、「VRにおけるキャラクターとの一対一のコミュニケーション」に重点を置いている作品です!

ベテランの開発者も多い会社で作品のクオリティがとても高く、「VRゲームならではの、キャラクターとのコミュニケーションを楽しむゲーム」という観点で右に出るものはない作品です!

日本発のVRゲームをプレイしたい方はまさにマストバイ!
VRにおけるキャラクターコミュニケーションはこうするのか!と開発者としても学ぶところだらけです!!!!!!!!!!!

2022年7月「ルインズメイガス」

京都のVRゲームベンチャーであるキャラクターバンク社の代名詞となった2022年の超話題タイトル「ルインズメイガス」!

僕自身もとても好きなVRゲームで、MetaのGaming Showcaseで日本のタイトルとして唯一紹介されるなど、日本の会社ならではの世界観とアクションの魅力で世界に名を轟かせました!

プレイするとあなたと必ず叫びたくなるはず!

「ルインズメイガス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

2022年8月「Altair Breaker」

gumiのファウンダー國光氏が率いるVRにおけるソードアクションに強みを持つサードバース社のタイトル「Altair Breaker」!

前作のソードオブガルガンチュアから一貫して「VRならではのソードアクション」に重きを置いており、本作はよりカジュアルでライトにも楽しめることに重点を置いた爽快感のある作品です!!!!!!!!!

VRでソードアクションがやりたい、という方はぜひ!!!

2022年9月「ディスクロニア」

まさにこのnoteを書いている僕が所属するMyDearest社の、東京クロノス、アルトデウス、に続くクロノスユニバースの三作目にして集大成!

本作「ディスクロニア」から完全に自由移動可能でVR空間で殺人事件の謎を捜査するというVRミステリーアドベンチャーゲーム!
前作までのビジュアルノベルスタイルを無くして、
グラフィックもゲームシステムも数段階大きく進化して
完全に謎解きアドベンチャーゲームとして都市を自由に動き回り、謎を調べたり、住人に聞き込みしたりと、
まさに

「VRゲームならではの、新時代の謎解きアドベンチャーゲーム」!

モバイルハードであるQuest2のスペックの限界に挑む5000匹の魚が泳ぐ幻想的な「拡張夢」は「こんなことがQuest2で可能なのか!?」世界で大きな話題となりました!

このnoteの執筆時点で以下のように世界中のメディアやユーザーから大好評のMyDearestの最高傑作となっています!

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このように2022年だけで沢山のVRゲームタイトルがリリースされ、世界中で話題になっており、まさに


「2022年はVRゲーム大豊作年」


なのです!

そして2022年のこのVRゲームの盛り上がりから派生して、

2つのVRゲームにおける大きな潮流

が始まっています。

一つ目が「マルチプレイVRゲームの隆盛の開始」です。

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VRゲーム市場は、MetaのQuest2だけで販売台数が1500万台を突破し、数年前から非常に重要だと言われてきた

「アクティブユーザー1000万人」
の市場となりつつあります(すでになっているかもしれません)

アクティブユーザー1000万人の規模は、
「知り合い・友達がVRゲームをやっている」
という状況が発生し始める数字と言われており、

VRゲームを知り合いや友達とも一緒に遊びたいと思い始める、
つまり「マルチプレイVRゲーム」の流行の最初の指標と言われてきたのです。

まさにそのアクティブユーザー1000万人が今年2022年に突破する、すでに突破している、と言われる状況であり、まさに現在マルチプレイVRゲームの流行を見据えて世界中のVRゲーム会社が作品に取り組んでいます。

とりわけ個人的に驚きを受けたのがスウェーデンの世界最強のVRゲーム企業の一つであるResolution Gamesの「Ultimechs」というマルチプレイVRゲームです。


なんとこの作品は、

Free to Play

のマルチプレイVRゲームなのです。


「そんなの別に珍しくないのでは?」という声が聞こえてきそうで、まさにスマホやPCゲームでは普通にあるのですが、

これまでユーザー数が少ないと言われてきたゲームは、基本的には有料型を貫いてきており、ついにVRゲームにもFree to Playで採算がとれる、という意識決定がなされた、という時点で非常にエポックメイキングな出来事なのです。

実際に僕自身がスウェーデン出張に行ってResolution Gamesに訪問してきたのですが、社員数が数百人を超えてさらにどんとん増えていっている話をきいており、マルチプレイVRゲームの将来の話もまさにきくことができたので、Ultimechsというタイトルには本当に注目しています。

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(上記は実際にスウェーデンのResolution Gamesに訪問した時の写真)

まさに僕らMyDearestも実はマルチプレイVRゲームを企画しており、会社をあげて全力で取り組んでいる最中であるため、この分野はVRゲームのさらなる普及の大きな推進力となるでしょう。


「2つのVRゲームにおける大きな潮流」


という言葉を使っている通り、もう一つのVRゲームの潮流があると思っています。これは僕自身の考えであるため誰もが同じことを言っているわけではないです。

現在VR元年と言われた2016年からすでに6年以上経っており、その間にVRのヘッドセットも軽くなったり性能が上がったりしています。

またユーザー自身もVRゲームにかなり慣れてきており、2016年段階では「VRゲームなんで数十分やっただけで疲れてしまう」という声が聞こえていたのがかなり状況が変わってしまいました。

つまりVRゲームのプレイ時間が数時間や数10時間に伸びているのです。

実際にMetaもプレイ時間の長いVRゲームを開発者に対して推奨するようになっています。

そしてプレイ時間が長くなるということはどういうことが起きるか、

それは世界観や物語を持つVRゲームが求められる状況に来た、ということです。



これまでVRゲームの世界では基本的には「アクションゲーム一強」という状況が続いており、世界観や物語よりも「いかにVRゲームとして面白いアクションができるか」ということが重視され、現在もその傾向は続いています。

しかしVRゲームのプレイ時間が長くなるということは、アクションだけでは長い時間にユーザーが耐えられず飽きてしまうという危険性が考えられ、



長いプレイ時間でVRゲームを楽しむにはアクション性だけでなく、「世界観や物語」がまさにこれから必要とされてくるという潮流なのです。


僕らMyDearestという会社は2016年の創業以来、「世界観・物語性の強いVRゲーム」を一貫して作ってきた会社でした。

それはこのようなVRゲームにも世界観・物語が求められるタイミングが来るはずだ、という未来を予測していたからこその考え方です。

VRゲームの普及まで思ったより時間がかかってしまいましたが、まさに2022年、今年の世界中におけるVRゲームの盛り上がりで、まさに目指してきた状況に達しました。

このnoteの途中でも紹介しましたが、僕らは2022年9月末に「ディスクロニア」という最新作をリリースしました。

このゲームが、そして僕らMyDearestが今何を目指しているのか

それは

「VRゲーム時代のファイナルファンタジーを生み出すこと」


なのです。

つまりVRゲーム時代における世界最高の世界観や物語を持つ大ヒットゲームを作る、という意志です。


僕らMyDearest最新作のディスクロニアは厳密にいうと、VRのアドベンチャーゲームであり、RPGではありません。

しかし、ここから僕らMyDearestが世界中に対して「世界最高の世界観・物語を持つVRゲームを作るんだ」という強烈な主張をした、世界でも最高峰の高いクオリティを持つ世界観の強いVRゲームとなることができました。

本作ディスクロニアのディレクターを務めた末岡青という人物は、まさに「次世代のファイナルファンタジーを作るために生まれてきた」ような人間です。

自分の中に強い世界観やゲームデザインの考えを持ち、それを狂気的なまでにVRゲームに落とし込み、ディスクロニアという作品をつくりあげました。

結果としてVRメディアであるMoguraVRからは


「今世代の国産VRゲームのひとつの到達点」

と呼んでもらえるほどの僕らMyDearestの最高傑作が生まれました。

世界最高峰の世界観や物語が強いVRゲームを遊んでみたい方はぜひ以下のQuestストアでディスクロニアをプレイしてみください!


ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!

この2022年のVRゲームの盛り上がりは、少し先の未来で

「2022年がVRゲームが大きく一般普及するきっかけの年だった」

と言われると思います。

そしてこの記事を読んで興味を持った方は以下、スタンドアロンヘッドセットのMetaQuest2やPICOなどを買うとすぐに始められますし



そしてスタンドアロンヘッドセットだけでなく、ゲーミングPCをお持ちの方であればSteamVRでPCVRゲームやソーシャルVRであるVR Chatなどを存分に遊べるPCVRヘッドセットの選択肢もあります!(少し古い情報ですが、以下にPCVRヘッドセットの色々な選択肢が載ってます!)


また、来年になるとPSVR2の発売の噂があったり、Quest3の発売も噂があったりします。



まさに世界でVRゲームの黄金時代の初期が始まりました!!!!!!!


飛び込むなら今すぐです!!!!!!!!!!!!!!

すでにVRヘッドセットをお持ちであれば、上記でおすすめしたVRゲームなどに今すぐ触れてみましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!


ここまでお読みいただきありがとうございました!!!


※この記事を読んでVRゲーム開発に興味を持った方は僕らの会社MyDearestの以下の記事なんかも良かったら読んでみてください!


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