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2年前の今日、私は駅で泣いていた

2018年10月1日の朝、総武線では人身事故が起きていた。

溢れかえった駅のホームを見た瞬間、
「電車に乗りたくない!」
「会社に行きたくない!」
「もうウンザリ!もう無理!」
心から溢れかえる叫びとともに、大粒の涙があふれて止まらなくなった。

涙を落ち着かせるために、一旦、駅を出て近くのエクセルシオールに駆け込んで、カウンター席からみた空の景色、今でもはっきり覚えている。

その数時間後、私は病院で「適応障害」と診断され、以後、半年にわたり休職、そして退職し、1年半の無職生活を送ることになった。

                ***

しかし、当時も今も、私は「病気になった」とは思っていない。

むしろ、それまでが、無理を自分に強いていた不自然な状態であり、そんな生き方から自分を解放すると決めた日、人生の再スタートをきった喜ばしい日だったのだと思っている。

とはいえ、会社を休むと決断するのは心配や不安が伴う。
放り出した仕事の心配、職場の人からどう思わるだろう?という心配、お金の心配、復帰できるのかの心配。。

そして退職後は、先行きが見えないことへの不安、孤独感、無価値観などが、波のように寄せて引いてを繰り返していた。

                ***

それでも。
2020年10月1日の私は、ちゃんと、自分のしたいように、行きたい方向へ希望をもって、自分の足で歩み始めている。
2年間の連続した日々の積み重ねが、ちゃんと今日という日につながった。

落ちたり立ち止まったり、ずっとゆらゆらしていたと思う。
あまりにも気力がなく、本当に何もしないでいた。
そういう自分を良いとか悪いとか評価をせずに、ただ認めて、今日まで生きてた。

それで良かったんだ。

心身は必要な指示をずっと出し続けてくれている。
それに従っていれば、受けたダメージは修復され、いずれGOがでる時がくる。

人生、また、何か壁にぶつかる日がくるかもしれない。

その時には、今日のnoteを読み返そうと思う。
2年の節目の今日、自分に対して、祝福の言葉を贈りたくなった。

「おめでとう、良かったね!!!!」


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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