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どうやってオーストラリア人のベストフレンドができたの?1

海外に住んでいて、難しいな、と思うことは本当に信頼できる友達、日本人じゃなくて、現地の友達を作ることではないでしょうか。

もし、あなたが現地のランゲージスクールで勉強しているのであれば、いろいろな国から学生が集まってきますし、お互い英語(またはその国の言語)を習っているわけですから、共感できる部分も多いと思うので仲良くなるのはたやすいことかもしれません。それでも、気が合う友達を見つけるのは難しいですよね。

けれども、パーマネント・レジデンス (永住者)であれば、長い期間、もしくはこのまま日本に帰らないということもありますし、現地での友人がいる、いないによってクオリティー・オブ・ライフ (生活の質)はかなり変わってくると思います。

私のベストフレンド、Aさん(女性)と知り合ったきっかけはボールルームダンシング (社交ダンス)でした。

子宮外妊娠の手術を終えた後で、お腹にいるはずの赤ちゃん(と呼んでいいのか分からないぐらいの小ささですよね、きっと)を亡くし、もしかして、不育症なのか、どうして私には赤ちゃんを授かることができないのか、何か私に問題があるのではないか、でもどうしたら?と喪失感で何をしていいか分からず、涙ばかりあふれて、一か月ぐらい何もできないでいた時がありました。

でも、一か月ぐらいしたら、「こんな毎日泣いていてもどうしようもない!」と思い、ローカルニューズペーパーを何気なくペラペラめくっていたら、ボールルームダンシングの広告が載っていたんです。

一週間に一回(木曜日)、一時間10ドル!初心者歓迎!パートナー不要!

「これだったら、お金の負担もそんなにないし、気分が晴れるかも!」と思いました。

そして、体を動かすことをしばらくしていなかったから (一応妊娠していたしね)、リズムにのってダンスすることがとっても楽しくて。インストラクターはまさかの妊婦さんだったんだけど!

毎週行っていると、そのグループの人たちとも少しずつ話すようになって。ある時、「ミユキ、この近くで、土曜日にソーシャルをやってるよ。もしよかったら、行ってみるかい?」「うん!行ってみたい!どこ?何時から?」

当日ドキドキしながら会場に向かいます。受付で$15ぐらい払って、「あの、私、まだ初心者です。」と説明して。「ああ、そう、大丈夫よ!今日は楽しんで!」

ソーシャルでは土曜日の夜など2時間-3時間でダンスをするんです。ふつうはそのダンスの曲を2回ずつかけます。その曲で踊りたいと思う人がフロアーに!ボールルームだからワルツを2回、ジャイブを2回、チャチャチャを2回という感じ。

私はパートナーがいなくて (旦那はダンスをする人じゃなかった)最初は見ていただけでした。ダンスのダの字も分からなかったし。椅子に座ってみんなが楽しそうに踊るのをながめていました。2-3時間なので途中で休憩、お菓子とお茶の時間が入ります。

そのときでした。
”Hi! I am A (私のベストフレンドの名前はAから始まります。). What is your name?" 「私、Aよ。お名前は?」
”My name is Miyuki. But you can remember like this, Me-You-Key!"
「私はミユキです。でも、こう覚えて!ミー・ユー・キー!私、あなた、    鍵!」
「あら、それならかんたんね。」

これが私とAさんの初めての出会いでした。この時はもちろん、友情が10年以上も続き、2019年に二人で一緒にハワイまで行くなんて想像もできませんでした。彼女は家族以外と海外旅行に行ったことがなかったのに、です!

この最初に会った時のことを彼女に聞いたら、
「あの時のミユキの英語、何言っているのかちっとも分からなかったわ~。」だって!

ちーーーん......🤣






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