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iPhoneの写真を全てライトルームに入れてみる話し

7月21日、木曜日のこと。朝から晴れていて、ヨガと瞑想とストレッチをした。昼はスタジオの仕事をして夜はiPhoneの写真整理で終わる。

これまでiPhoneで撮影した写真はPCには入れないでいた。もちろん昔はiCloudやアップル純正のPhotosとシンクさせて使っている時期もあった。画素数が増え、動画も扱うようになるにつれてラップトップへの取り込みがだんだん煩わしくなった。だってiPhoneの写真だし。容量もあって時間もかかる割に、食べた飯とか、友人の変顔とか、意味のない自撮りばかり入っているから。

しかしカメラロールの写真というのは興味深くて、後で見返した時に普段ライカで撮影するのとは違ったタイプの写真が撮れていたりするから面白い。およそ6000枚の写真と2000枚の動画を全てライトルームに入れてみた。そういえば最近ライトルームは動画にも対応した。すごいぞ。クラウドの同期が全然終わる気がしない。それでも他の一眼レフやミラーレスで撮影した写真群とこれまで使用してきたiPhoneがフラットに並べられることは、案外気持ちがいい。なんというか、ソフトウェアによってiPhoneがちゃんとカメラになったという感覚が生まれた。

アルバムを作って階層的に取り込むことはせずに、ALLに全て入れた。ライトルームは撮影日時やカメラの機種を自動的にタグづけしてくれる。そしてクラウドに上がるとAIにより、写真内容にも自動でタグが付けられる。例えば空を撮った写真は「sky」で検索するとフィルタリングされるという具合に。

ライトルームに全ての写真と動画を入れる前にiPhone上でできる限り不要な写真を削除しておくことをおすすめする。これを行うか行わないかで、クラウド同期の時間とその後のプロセスに差が出る。例えば、僕はiPhoneのライトルームアプリでミラーレスで撮影した写真を編集・書き出しして、SNSに使用するということを頻繁に行う。その際、ミラーレスで撮影した写真が重複してiPhoneにも保存される。全ての写真はクラウドにあるので、ミラーレスで撮ったものをiPhoneで編集して書き出してまたライトルームに戻す、みたいなもう訳のわからないことになっている。

今回後悔したことは、iPhoneでの書き出しの際にメタデータを含めておけばよかったということ。含めておけば、今回ライトルームに取り込んだ際にフィルタリングして、iPhoneで撮影したものと、それ以外のカメラで撮影したものを一瞬で選別し消去できる。ライトルームに取り込む写真はiPhoneで撮影した写真だけにしたいのだ。他にも、スクショや、他者から共有された画像がカメラロールには複数混在している。ライトルームはクラウドのストレージ容量が限られているので、できる限りノイズを減らして必要な写真だけをクラウドに上げてバックアップを取るイメージ。

とりあえず全ての写真をぶち込むという乱暴な方法をとることもできるが、それはそれで後で見返したりリセレクトしたりする際に労力と時間を要する。そして多くの場合、見返さないことの方が多いので、ただのストレージ圧迫となってコストになる場合が多い。

カメラマンというのは、撮影した写真が後で何かの作品になるかもしれないという貧乏というか欲張り根性を持っているものだ。実際にそのようにして過去のゴミのような集積写真の再構築によって、作品を成立させるタイプの人もいるが、多くはそうではないだろう。

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