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海とGR

写真と海は相性がいい。

ぶらぶら歩いて撮ったり、旅行先の海で撮ったり、モデルを連れてポートレートを撮ったり。モデルでなくても友人や好きな人や家族や犬でもいい。生命が生まれた場所だからだろうか、海は人を自然な雰囲気にさせる気がする。

これまで多くの写真家が海にまつわる写真を撮ってきた。海そのものを撮る写真家もいれば、海を背景にする写真家もいる。ホンマタカシ、マーティンムンカッチ、マーティンパー、リケネ・ダイクストラ、シャルル・フレジェ。彼らのプロジェクトに現れているように、海は文化や人間、祝祭や信仰との関係も深い。

写真と海との相性が良ければ、GRと海との相性も良いはずである。28mmという画角が、広大な海を広大なまま捉えてくれる。28mmというのは目の前の光景がそのまま自然におさまるから、過去の記憶を呼び起こしやすい画角だとも思う。見たものというよりも、体験したことがそのまま写っている感じがする。

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