マガジンのカバー画像

フォトグラファー講座

37
写真の仕事に関するコラムが詰まったマガジンです。過去記事すべてと、これから投稿される記事すべてを、買い切りのお値段でご提供致します。
商業フォトグラファーに役立つ記事をワンコインで提供しています。6本以上読まれる方、これから継続で全… もっと詳しく
¥2,800
運営しているクリエイター

#写真

香水から始まる撮影ビジネスの継続性に対する不安

周りを見渡せば、多くのブランド品に囲まれていることに気づくだろう。 もしあなたがそこまでブランドにこだわらない人であっても、飲料、整髪料、洗剤、お菓子、などに好きな特定の銘柄がないだろうか?そう、ここで言うブランドは、ファッションブランドだけを指さない。 あらゆる名前のついた製品について考えてみる。 というのも、何も買わないようなミニマルな生活をしている僕は、全てを削ぎ落として買うものの選定に注意を払っていながらも、買う時は大量に買うし、同じアイテムであらゆるものを試し

有料
300

同じレンズで撮り続けることの利点

単焦点レンズを使い続ければ写真が上手くなる、なんてよく言われる。アシスタントの時は先輩方からよくそのような話を聞いたし、写真雑誌などでもよく同じようなことが書かれていた。 確かに、上手くなりそうな気はする。しかしそれを証明する手立ては無いし、そもそも写真の上手い下手とは一体何なのだろうか。 そしてそのような文脈で語られる時、なぜ決まって単焦点レンズばかりが持ち出されるのだろう。24-70mmのズームレンズではだめなのか? 思えばこれまでも単焦点レンズを好んで使ってきた。

有料
300

時間の使い方と時間対収益率

みなさんは自分の時給を把握していますか。 時給で働いている人は、すぐに分かります。 会社員で月給で働いている人も、月給を労働時間で割ると金額が出てきます。 フリーランスで働いている人は、案件毎報酬を作業時間または就労時間で割ると出てきます。 金額で考えることは悪い部分もありますが、良い面もあります。 今日はその両方を考えていきます。 特にフォトグラファーのような不安定なフリーランス業を行っている人は、経理部門が自分なわけですから、時間対収益率の把握とその改善を行うこ

有料
500

[保存版] 海外でも通用するプロフィールの書き方

フリーランスで活動しているフォトグラファーなら誰でも一度は、自分のプロフィールを書いたことがあると思います。 これから書こうとしている人は、どのように書けばよいか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 他のフォトグラファーのプロフィールシートを見る機会というのは、実際ウェブサイトくらいしかありません。 そして多くが他人のウェブサイトだけを参照してプロフィールを作っているため、効果的で無いものを量産している傾向があります。 〇〇スタジオ出身 〇〇に師事 201

有料
800

機材レンタルの上手な使い方

今回はフォトグラファーであれば誰しもが使う、機材レンタルについて。 仕事で撮影をしていると、持っていないけれど必要な機材というのが必ず出てきます。案件ごとにそのような機材をレンタルすることになるのですが、その際の上手に使うポイントがあります。ポイントというよりも、最重要事項です。なぜなら、機材の分量やレンタルの仕方によっては案件自体が赤字になることがあるからです。 ・どんな時にレンタルするか。 ・レンタルするよりも購入したほうが良いもの。 ・自分の機材(所有機材)の最適量

有料
500

これからのカメラの話をしよう

先日、こんなツイートをしました。 ライカ社からM10-Rという新たなモデルが発売されたことを受けての話なのですが、キャノンのEOS5や、ソニーαと新製品が続々投下されている時期で、多くのメーカーに言えることだと思います。 コロナによって、フォトグラファーの仕事も変化していきます。もっと正確に言えば、変化のスピードが早まるといったところでしょうか。 制作現場でのプロダクションはよりコンパクトになり、スピード重視になり、低コストになって行きます。チームやプロフェッショナル集

有料
400

縦位置でのフレーミングと、デジタルサイネージについて

こんにちは、ときまるです。 縦位置で写真を撮ることは、案外難しい。なぜなら、カメラは横位置で撮るようにデザインされているから。 そんなツイートをしました。 ほとんどのカメラが、構えた時に、右側にシャッターボタンがあり、左手でボディとレンズを支える構造になっている。 左利き用のエレクトリックギターというものは、ジミヘンを筆頭にごく普遍的にこの世に存在するが、左利き用のカメラというものは存在しない。(特注生産で一部作られたりはしているのだろうけれど、僕はまだ見たことがない

有料
200

スタジオで使うストロボについて

こんにちは、ときまるです。 早朝からスタジオでした。 ツイッターと、プチ動画の相性が思ったより良さそうで、今後、ライティングや、撮影機材など役立ち情報発信してみようと思います。(でもいつも通り気まぐれに) 撮影機材へのこだわりは、カメラマンによって本当に差があるので面白いです。 フォトグラファーが飲み屋に集まったりすると、どの照明機材が良いとか、どのライトをどのように使うとかいう話で朝が来てしまいます笑 また、東京都内には、”名門”と言われる撮影スタジオがいくつかあ

光について、レンズフードの機能とインスタグラマブルな写真

香港へ行ってきた。 香港どこまでもフォトジェニックで、今で言うならインスタグラマブルな国だ。 迫るように連なるビルやアパートの高層建築。そして昔ながらの古い路地との対比。その間には妖艶な光と影と、ひしめき合う人々がいる。 今回はx100fを一台だけ持っていった。

有料
300

撮影後の6つのフローについて

フォトグラファーの撮影後のフローは、個人により本当にまちまちで、正解は無いようなものだと思います。 フィルムかデジタルかでも大きく異なってくるし。 だからこそ、なかなか教則本みたいなものでスタンダードを書きづらいトピックでもあります。 師匠や、先生がいる方は、アシスタント時代にその流れをみっちり教え込まれるので、本人が独立してからも師匠と同じフローを行うというパターンは多いように思います。 しかし、今はテクノロジの進化に伴い、写真周りのデバイスの進化も速いので、古い方法

有料
500

レンズの焦点距離について

何ミリのレンズを使うかは、その写真家のスタイルを決めると言っても過言ではない。とい言うと大げさだけど、それほどに焦点距離は写真の仕上がりに影響してくる。 逆に言うと、普段使わない焦点距離をふと使ってみると、写真のスタイルを簡単に変えることができる。 先日、あるフォトグラファーと世間話をしている時に、焦点距離の話になった。 いわく、 「人間の目は、普段街を何気なく歩いている時は28ミリくらい、目の前の人と話しをしている時は50ミリくらい、特定のものを見つめている時は80

有料
500

全てのミラーレスで使える!バッテリーを長持ちさせる3つの秘訣

フルマニュアルのフィルムカメラを使用している方は全く気にしない、バッテリーの話です。 使っているカメラがどのようなものであれ、デジタルであればバッテリーを必要とします。 機種によってその”持ち”はまちまちで、ひとつで一日中撮れるものもあれば、フィルム一本分の枚数で力尽きてしまうものもあります。(これホントで、sigmaDPのバッテリーはあまりに持たないことで有名?) 現代の撮影者たちはフィルムを持ち歩く代わりに、予備バッテリーを持ち歩く。 いくら予備バッテリーを持って

有料
500

写真を仕事にする

僕の師匠が最近になって 「写真活動のあり方は好きにすれば良い」 という言葉をよく発しています。 それはすなわち 「人気を得る為に自分の写真をまげる必要はない」 という意味でもあると言います。 好きなことを仕事にする、なんてよく言われますが、これからは好きなことしか仕事になり得ない時代に突入すると言われています。それにはAI化、IoT、5G時代におけるデバイスとマーケットの変容が大きな鍵になるのですが、その考察はまた別途で。 今日は写真を仕事にしたい人へ向けて書きま

有料
500

ゼロからカメラマンになる方法

職業的に写真を撮り始めて、今年で10年目になります。 そのような自身の経験を元に、カメラマンになる方法をまとめてみます。 現在写真学科の学生や、これからフォトグラファーを目指す方の参考に少しでもなればと思います。 <目次> ・撮影ジャンルを定める ・一つを極めるように集中する ・スタジオ、直アシ、社カメ ・ポートフォリオをつくる ・写真関係には顔を出す ・WSやセミナーで最新情報を ・撮影ジャンル見直し、更新する ・10年続ける これらの内容を目次に、それぞれ詳しく

有料
700