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フォトグラファー講座

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写真の仕事に関するコラムが詰まったマガジンです。過去記事すべてと、これから投稿される記事すべてを、買い切りのお値段でご提供致します。
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#カメラマン

同じレンズで撮り続けることの利点

単焦点レンズを使い続ければ写真が上手くなる、なんてよく言われる。アシスタントの時は先輩方からよくそのような話を聞いたし、写真雑誌などでもよく同じようなことが書かれていた。 確かに、上手くなりそうな気はする。しかしそれを証明する手立ては無いし、そもそも写真の上手い下手とは一体何なのだろうか。 そしてそのような文脈で語られる時、なぜ決まって単焦点レンズばかりが持ち出されるのだろう。24-70mmのズームレンズではだめなのか? 思えばこれまでも単焦点レンズを好んで使ってきた。

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フォトグラファーのウェブサイトの考え方

長らく放置していたウェブサイトを更新しました。 最近は様々なSNS、特にフォトグラファーであればインスタグラムがプロモーションツールとして活用できるので、ウェブサイトの重要性は随分下がっています。 オンデマンド制作を行っているブランドや、個人クリエイターもサイトは持たず、SNSとECプラットフォームだけで活動している人は多いです。必要なことはサービス側が全て行ってくれるのでとても便利で、誰にでも個人で活動することに開かれた時代です。 そのような時代にサイトを作る意味はあ

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フォトグラファーのPC選び、必要な条件と購入のポイント

写真がデジタルになり、PCはカメラと同じくらい重要な機材となりました。 デジタルでのワークフローを行う上で、カメラ・PC・ソフトウェアをトータルで考えることが、作業を効率的に行うために重要になってきます。 写真編集を行うには、Mac一択、というのは多くの人が思っていることかもしれません。 しかしMacを使う上で、なんとなく使っているという人が多いのではないでしょうか。フリーランスの場合はPCを経費として計上できるので、どのスペックを買えばよいのか、どのサイクルで買い換え

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時間の使い方と時間対収益率

みなさんは自分の時給を把握していますか。 時給で働いている人は、すぐに分かります。 会社員で月給で働いている人も、月給を労働時間で割ると金額が出てきます。 フリーランスで働いている人は、案件毎報酬を作業時間または就労時間で割ると出てきます。 金額で考えることは悪い部分もありますが、良い面もあります。 今日はその両方を考えていきます。 特にフォトグラファーのような不安定なフリーランス業を行っている人は、経理部門が自分なわけですから、時間対収益率の把握とその改善を行うこ

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[保存版] 海外でも通用するプロフィールの書き方

フリーランスで活動しているフォトグラファーなら誰でも一度は、自分のプロフィールを書いたことがあると思います。 これから書こうとしている人は、どのように書けばよいか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 他のフォトグラファーのプロフィールシートを見る機会というのは、実際ウェブサイトくらいしかありません。 そして多くが他人のウェブサイトだけを参照してプロフィールを作っているため、効果的で無いものを量産している傾向があります。 〇〇スタジオ出身 〇〇に師事 201

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図解!プロのフォトグラファーが絶対に覚えておくべき2つのライティング(人物編)

少々扇動的なタイトルですみません。これまで11年間フォトグラファーとして活動してきた中である確信に至っているライティングについて書いていきます。 モデルやタレントなどの人物撮影で使われるライティングには定形があります。いわゆるお決まりというやつです。 なぜでしょうか。 自分のライティングのテクニックで、他のカメラマンとは一味違った表現を見せてやるぜ!と意気込む気持ちもわかります。特に初心者は意気込みがちです。僕もそうでした。しかし少し考えてみるとなぜお決まりがあるのかわ

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写真を撮るサイクルをどうつくるか

写真を続けている人には大きく分けて3種類がいると思います。 写真を趣味としている 写真を仕事としている 写真を日常としている という3種類です。 いずれにせよ、今日は撮れたなとか、全く撮れなかった、うまく行かなかったなど日々思っていることでしょう。(仕事であれば、撮れなかったは本来なしにしたいところ) 写真じゃなくても、何かを続けるためのモチベーションというのは必ずあります。 そしてそのモチベーションは人それぞれです。 今回はモチベーションを保つ方法について書きます

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機材レンタルの上手な使い方

今回はフォトグラファーであれば誰しもが使う、機材レンタルについて。 仕事で撮影をしていると、持っていないけれど必要な機材というのが必ず出てきます。案件ごとにそのような機材をレンタルすることになるのですが、その際の上手に使うポイントがあります。ポイントというよりも、最重要事項です。なぜなら、機材の分量やレンタルの仕方によっては案件自体が赤字になることがあるからです。 ・どんな時にレンタルするか。 ・レンタルするよりも購入したほうが良いもの。 ・自分の機材(所有機材)の最適量

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クレジットされる撮影が大切な理由

メディアに写真と共に自分の名前が掲載されるのは、写真家としてはとても嬉しいことだと思います。 自分の成果物を自分で見て喜ぶ、というのはとてもミーハーで素人くさいと思うかもしれませんが、そのような些細なことが最初はモチベーションになったりするのです。 特にフォトグラファーを目指し始めた頃は、「多くの人の目にふれる写真」を目指すことが多いと思います。僕も最初はそうでした。10年前はまだインスタグラムもなく、雑誌が力を持っていた時代だったからです。 とは言っても90年代に比べ

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コロナ時代、カメラマンの思考法

緊急事態宣言が発令されて、およそ1ヶ月が立ちました。 先日、5月末までの延長が発表され、特に自営業やフリーランスでビジネスを営んでいる方々にとっては大きな痛手で、日々不安なことと思います。 フォトグラファーやスタイリスト、ヘアメイク、モデルなどの制作系も大きな影響を受けています。 私もいくつかの撮影がキャンセルになり、強制的に家に引きこもりさせられているような状態です。 そのような時間の中で、今後カメラマンという職業はどのようになっていくのかを自分なりに考えてみること

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仕事に必要な最低限の撮影機材について

こんにちは、ときまるです。 今回は、フォトグラファーとして独立する際に、揃えておく必要がある機材について考えてみます。 フォトグラファーを目指している方や、アシスタントの方々と話している時にたまにこのような話が出てきます。 最初に言っておくと、撮影内容やスタイルは人それぞれですので「絶対これ!」というような万人に通用するものはありません。 しかし僕の経験から、何があれば困らないのか。何があれば仕事を受け、フォトグラファーとして活動を続けることができるのかを書いてみます

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縦位置でのフレーミングと、デジタルサイネージについて

こんにちは、ときまるです。 縦位置で写真を撮ることは、案外難しい。なぜなら、カメラは横位置で撮るようにデザインされているから。 そんなツイートをしました。 ほとんどのカメラが、構えた時に、右側にシャッターボタンがあり、左手でボディとレンズを支える構造になっている。 左利き用のエレクトリックギターというものは、ジミヘンを筆頭にごく普遍的にこの世に存在するが、左利き用のカメラというものは存在しない。(特注生産で一部作られたりはしているのだろうけれど、僕はまだ見たことがない

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スタジオで使うストロボについて

こんにちは、ときまるです。 早朝からスタジオでした。 ツイッターと、プチ動画の相性が思ったより良さそうで、今後、ライティングや、撮影機材など役立ち情報発信してみようと思います。(でもいつも通り気まぐれに) 撮影機材へのこだわりは、カメラマンによって本当に差があるので面白いです。 フォトグラファーが飲み屋に集まったりすると、どの照明機材が良いとか、どのライトをどのように使うとかいう話で朝が来てしまいます笑 また、東京都内には、”名門”と言われる撮影スタジオがいくつかあ

プロとして活動するための、写真上達トレーニング

僕は現在フルタイムでプロのフォトグラファーとして活動していますが、学術的な写真教育を受けたわけではありません。写真を撮るための技術や、仕事を取るための営業力は全て独学で身につけてきました。写真は今では参入の窓口が広い、レッドオーシャン領域の仕事です。だからこそ、独学で行っている人は多いと思います。今回は僕がこれまで実践してきた写真上達のトレーニングを実体験を交えて書きます。巷に多くの写真上達法が溢れていますが、多くはハイアマチュアや趣味として行う人向けのものです。(花や動物や

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